2016年03月28日
ひとみ、どうしちゃったの?
日本のX 線天文観測衛星「ひとみ」(ASTRO-H)が大変な事態です!どうやら回転状態で制御不能に陥った様子です。アメリカ・ペンタゴンの観測では複数の物体に分かれて飛行とも伝えられましたが、有人機だったら一大事。
全編ディスコサウンドの映画かなと思って劇場に足を運んでみたものの、マットデイモン主演のオデッセイ(原題;The Martian)は真面目なSF映画でした。冒頭からクライマックスまで緊張の場面が幾度となく続きますが、ふんだんに出てくる科学的知識や史実、火星基地を巡る様々な(空想上の)装備、装置類にも目を奪われます。
通信手段をなんとか確保しようと、今も実際に火星にある懐かしいアイテムが登場します。ワンウェイの送信手段でどうやって双方向のコミュニケーションを可能にできるのか・・・・それを可能にしたある機能は・・・・?
アポロ11号の偉業に興奮し、スペースシャトルの相次ぐ悲劇に涙した世代としては、見逃せないシーンばかりです。数年前にサンドラ・ブロックが熱演した『ゼロ・グラビティ』(原題:Gravity)もある意味似通ったテーマですが、マット・デイモンのほうがはるかに大変な撮影をこなしています。
挿入歌のホット・スタッフやウォータールーはちゃんと意味がシンクロしていて、スターマンやエンドロールのi will surviveは言わずもがなのそのまんま。さらに、後半では中国の顧客が喜びそうな仕掛けも隠されていて、あの大陸での営業も抜かりなく織り込まれた中国人民絶大感激必至作品です。
人類が何年後に火星に降り立てるか、誰が一番乗りするのか見当もつきませんがひょっとしたら携行するお気に入りリストにはグロリアゲイナーやデヴィッドボウイの曲が多く含まれているかもしれません・・・
劇中に登場する16進法についてちょっと予習しておきましょう。0から9までの数字とa~fまでの16種類の文字を1マスに書きむのが4ビット。0と1を4回組み合わせることで1マスに16通りの文字を表示することができ、10個の数字と小数点+-×÷=などの記号を区別できます。・・・お分かりですか?電卓なら4bitでいいわけですね。
アルファベットは26文字、ほかにもクエスチョンマークやピリオドなどを加えると沢山の文字数が必要になります。これはどうするか?7bitで表す方法も実際にありますが、0と1を8桁組み合わせて2の8乗=16の自乗、256通りの文字を表現できる・・・・これが8bit、4bitの隣り合う二つのマスで256通りの文字を表現できますね。これならアルファベットも数字も記号も全部OK。じゃあ、8bitを倍にしたら・・・・16bit、0と1の組み合わせを16桁並べた組み合わせ方、ということは全角ひらがな&漢字の相当数を表示できます・・・・・NASAや火星では8bitで十分ですが・・・・・