2016年01月26日
TOKYOオートサロン③
トヨタが発表したダイハツの完全子会社化、これで大トヨタの一部となり、上場廃止されてしまいます。その昔は三輪トラックのミゼットで一大旋風を巻き起こし、コンパーノスパイダーという思いっきりイタリアンな車を作ったこともある関西の雄、その個性的な車作りは今後も変わらないようです・・・
丸テール(ランプ)になだらかなルーフライン、60年代後半に流行ったファストバック・クーペスタイルのこの車は軽自動車。それも、ダイハツのオープンスポーツカー、コペン(丸目)です。
オープンの車をクーペにして売れた試しがなく、大抵は一代限りで終わってしまうのが常ですが、今度のダイハツはプロモーションビデオまで作りこんで相当なやる気を見せています。果たして実現するでしょうか?
コペンの場合屋根とトランク・フードは大きなパネルで出来ていて、ボディからどちらも取り外すことが物理的には可能です(使用中には外しません)ここに、ファストバックのクーペスタイルの格好いいルーフをかぶせれば、あっという間にクーペの出来上がりです。既に市販されたコペンに部品供給の形でクーペスタイルに変身させることだって、法規が許せば可能なはず。クーペとして新型車を発売するにも組立工程で、違う部品を組み込むだけで済み、生産コストも大幅に引き下げが可能です。
というわけでとても実現性の高いと思われるコペンのクーペ、万一コケたとしても別の形をリリースするのはごく簡単です。一緒に展示されていたのはダイハツ コペンローブ シューティングブレーク コンセプト
両刀遣いで一年ごとに新作発表でニュース性もキープできます。
70年代も中盤を過ぎるとクーペボディにハッチバックドアを組み合わせた,こうしたシューティングブレイクが流行kの兆しを見せ始めます。カローラのリフトバックが代表的な例。アグネスラムと近藤正臣が仲良くリアデッキに腰掛けるシーンが印象的でした