2007年04月29日
ゴム動力機もらっちゃいました!
西原さんから、ゴム動力機をいただきました。
某ラジオ局の懇親会でのお土産だそうですが、
こんなお土産なら大歓迎です。
キットはユニオン模型のP-51ムスタングです。
中身はこんな風になっています。
全長30センチ、全幅34センチの小さなキットですが、
スタイルはなかなかの物です。
素材は発泡スチロール製で、プラモデルのように
胴体の左右を接着剤で張り合わせ、主翼と水平尾翼を
取り付けて塗装をすれば完了です。
P-51は第2次大戦中、ノースアメリカン社が開発した
傑作戦闘機で、その性能や戦歴から世界最高の
レシプロ戦闘機の一つと言われています。
性能だけではなくデザイン的にも最も美しい戦闘機だと
思います。
零戦が日本を代表する戦闘機ならP-51はアメリカを
代表する戦闘機と言えます。
ムスタングについてお話しをするときりがありませんので、
またの機会にするとして、ここでは映画をひとつご紹介
しましょう。
P-51が登場する作品はあまり数が多くありませんが、
代表作は「大空の凱歌」でしょう。
1957年に公開されたこの作品は、実在のパイロット
ディーン・ヘス少佐のエピソードを描いたもので、
監督は「第九交響楽」や「悲しみは空の彼方に」などの
作品で知られるダグラス・サーク、主演はロック・ハドソン、
マーサ・ハイヤーです。
この物語は、第2次大戦中に自らの過ちでドイツの孤児院を
爆撃してしまい、27名の子供たちを殺してしまった米軍
パイロットが、罪の意識を持ち続けながら朝鮮戦争に国連軍
パイロットとして参戦し、韓国軍パイロットを養成しながら、
戦災孤児たちの保護にあたり、やがて生きる自信を取り戻す
というものです。
韓国空軍のマークを付けたムスタングが登場する、恐らく
唯一の映画作品で、軍服姿のよく似合うロック・ハドソンの
かっこよさが印象的でした。
ちなみに、ムスタングをマスタングと発音する人がいますが、
ネイティブでは正しいのでしょうが、これはいただけません。
ムスタングはあくまでもムスタングなのです!