2024年02月17日

1989

もうすぐ史上最高値を更新する勢いの日経平均株価

とは言っても35年前とは銘柄も違うし中国の生活水準だって全然違っていた。何よりその年にデビューした日本車をみれば一目瞭然

年の初めにスバルが新規開発のレガシーを投入し日本にもステーションワゴン時代が到来した

かと思えば年頭のシカゴショーにマツダの2座オープンカーが出現。コレが後に百万台も生産されるユーノスロードスターのお披露目だった。

日本車は円高の逆風を受け北米での路線変更を迫られる中、トヨタは旗艦店レクサスを立ち上げLS400を新規開発、日本では当初セルシオを名乗ってトヨタ店で販売された。

ことほどさように平成スタートの年は景気が良かったのだ。タクシーアプリも存在せず予約の電話が繋がる事は稀だった。

34年も経って何が変わったのか?
レガシィの富士重工はGM傘下からトヨタ資本下へと移り、軽自動車生産からは撤退
ロードスターは世界中に亜流を産んで四代目に移行するも、マツダのしん販売チャンネル=ユーノスは6年で破綻
レクサスは信頼度No.1の地位を勝ち得て、今後は全面的に電動車移行を標榜し・・・・

34年前には存在しなかったバッテリー駆動の量産自動車がモーターショーの花形として注目されている時代、あの時代に生まれたスカイラインGTーRが北米でカリスマ的人気を呼んでいる。

株価が4万円に届く頃、ガソリン車やマニュアルシフトの未来は見通せず、高価な電池自動車は所有することすらおぼつかないサブスク時代を迎えようとするのか?
当時は斬新だった真ん中から袋を割くおにぎりを頬張りながら、次のバブル崩壊後に何が待ち受けているのか・・・・・案外安価なガソリン車が見直される時代の到来ではないかと思ったりする。

| 10:11 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

コメント

■コメントはこちらへ


保存しますか?
(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)


2024年 4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

バックナンバー

カテゴリー