2023年10月23日

月とSaturnと1等星

夏の白鳥座に蠍、冬のオリオンに比べてめぼしい星座が見当たらない秋の星空
というのも魚座や水瓶座には明るい目立つ1・2等星が含まれず星座を辿ること自体が難しいからです。
と言ってもそれは南方向の話、北に目を向ければカシオペアやへラクレスといった強豪がひしめいてはいるのですが・・・・・

さて24日は月と土星が大接近
火星や木星に比べると幾分小さく見える土星で、なかなか探しづらいのが実のところですが、月の至近距離にくるこのチャンスはみのがせません。
お手元に80倍クラスの天体望遠鏡をお持ちの方は、ぜひこの機会に活用を!
澄み切った漆黒の闇に土星の輪っかがゆらゆらと揺れ動いている様が確認できるかも。
夜半にかけて輪の角度がだんだん水平に近づいてゆくので、これはまたとないチャンス!

お持ちでない方はこれを機会に購入してみては?屈折タイプという細長いものなら案外、リーズナブルな価格で、反射鏡タイプなら意外にコンパクトなサイズで置き場にもこまりません。
夜の8時頃なら東京でも月のすぐ右上あたりに土星が来ているはず。この場所と時間をしっかり覚えておけば数日はこの近くに土星があるはずです。

そしてもう一つ見逃せないのがフォーマルハウト。数少ない秋の1等星で南のうお座に属します。
こちらも月が最も近づくタイミングなので、これを機に両方確認してみるのもいいでしょう!

あ、10月29日の明け方に部分月食が起こります!

| 22:27 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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