2022年10月28日

typeRその世界

今やシビックシリーズの最高峰に位置するタイプR

ホンダ青山ショールームには懐かしい初期のRが勢揃いしています。
その始祖はと言うと30年前のNSXに設けられた軽量チューニング・バージョンNAでした。
白いカラーに赤のバケット・シートがその頃からのお約束。価格は1,000万円に近くなり、手の届きそうにない孤高の存在に・・


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それが覆されたのは当時のインテグラに加わったtypeR(DB8R)でした。白のボディに映える赤のバケット・シート、チタン製のシフトノブに手磨き仕上げのインテーク・マニホールドなどが200万円内外で手に入ったのは今からすればバーゲン・プライス!やがてシビック・シリーズ(EK9 )にも波及して今に至ります。

 モデルチェンジを機に当初からRがある前提で設えられた4ドアのtypeRはインテグラ(DC 2R)にも存在しましたが、インテグラR登場から10年を経た頃にはシビック(FA 5)の専権事項となった様なもの。今日の姿はここに起因します。リッターあたり110馬力以上、2リッター・ノンターボとしてはある意味頂点を極めました。Dsc03973

インテグラもNSXも消滅した後は連綿とシビック・シリーズを飾る至高の存在に

イギリス生産のtypeR euroが限定輸入されたFN2時代を経て4ドアRの系譜は今に至っています。最新版の価格は今や初代NSX-Rの半値近い約500万円。再び遠い世界に行ってしまった感もあり、ターボで武装した性能はそれだけの価値はありますが、マニュアル・ギアボックス車を選ぼうとしたら今ではこんな至高の存在しか選択肢がないのはちょっと寂しい気もします・・・・・

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| 17:48 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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