2022年10月20日

大型無人航空機シーガーディアン

海上保安庁がこのほど導入した大型の無航空機=sea guardian、言ってみれば大きなドローンです。と言っても浮力は回転翼ではなく、固定翼がもたらすもので、航続時間はなんと24時間!グライダーのように伸びた両翼の幅は24メートル。YSー11にも迫ろうかと言う大きさです。


衛星を経由して(あるいはプログラム通りに)地上で操縦士が交代しながら無着陸でリゲインも飲まず長時間飛行を実現してくれる、働き者です。組合のご意見を気にすることなく8時間を超える連続長時間飛行も可能で、もちろん赤外線カメラをはじめ、高解像度のカメラを積んでいる訳で、監視活動のみならず、密漁や越境などの違法活動にも目を光らせることが期待されています。

操縦には国家ライセンスに相当する資格が必要になるものと思われ、この12月からはこの無人機に適合する(大型特種?)ライセンスの発給も予想されます。

ところで今、全国の河川では川の上空をドローンの通り道として整備しようと、様々な実証実験が進行中です。

障害物が少なく、落下しても人が傷つく恐れが少ない、などが理由の柱で、大手宅配サービスなどによる活用が期待されています。

共同通信社の配信するニュースでは新潟県信濃川の下流で、ホットドッグを対岸に届ける実証実験が行われたとか・・・・

そういえば岩手の景勝地、厳美(げんび)渓の名物=郭公屋の「郭公(かっこう)だんご」を思い出します。郭公屋は渓谷を挟んだ向こう岸に位置しているので、観光客たちは、川の上に渡されたケーブルを伝って籠に乗せられた団子を受け取る超アナログ的なシステムです。ネット社会が根付くよりもずっと以前から、この方法でした。店内には飲食スペースがないため、対岸にいる観光客の元へは、こうした搬送手段が必須となった経緯があり、ドローンを使った営業を行えば、一層の集客も望めるかも?

実際に河川の上を飛行するには、まず第三者の土地、物件や交通機関の上空を避けたうえで、関係当局への通報、申請が必要になってきます。たとえ、手のひらに収まるような100グラムを超えるドローンであっても、です。さらには東京23区を含め、ほぼ国道16号線の内側の人口密集地域の上空は特別に許可されたケースを除いて飛行は禁止されています。飲酒操縦でなくとも、航空法等の法令違反を問われる恐れがあるのでご注意を。実証実験は、こうした法令の許認可も含めて、商用化への突破口となるものかもしれません。

佐賀県や徳島県でもさらに実用的な、高齢者家庭に向けた食品・物資の配送などが計画されており、身近に物流ドローンが飛び交う姿を目にする機会もこれから増えてゆくのかもしれません。

災害派遣や軍事偵察などの特殊な機会のみならず、日常のシーンで商用化されたドローンを見かける日も、案外近いのかもしれません

| 16:11 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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