2021年06月16日

全行程消化?

太平洋横断の旅に出た元よみうりTVアナウンサーの辛坊次郎さんを乗せた39ftクラスヨットのkaorin5世号はゴール目前、現地時間では木曜にも到着かというところまで来た!

実はこの2ヶ月の航海は衛星経由で5分ごとに現在地や艇速、方位までもがウォッチ出来ていた。衛星電話の定時連絡も毎日公開されていたので日々の様子を垣間見ることが出来た。

勿論風向や風速といった1番重要なデータも陸上の我々には手に取るように分かる。が、それを現場に伝える術は音声通話しか無い!という洋上の不思議。まだまだ冒険のネタは尽きないものだ。

とは言え元々2人乗りも可能な豪華ヨットでの長距離旅行は軽自動車よりも小さなマーメイド二世号で太平洋を横断したレジェンド、堀江謙一さんからみればゴージャスなクルージングと映るかも知れない。


さて最終局面を迎えたアメリカ西海岸ではロサンゼルス沖からサンディエゴにかけて沿岸では無風状態が続く予報。船足を早めるなら沖合の小さな高気圧の南端を反時計回りに迂回して南からサンディエゴにアプローチという手も考えられるのだが...

今日の定時連絡では微風の中、すでに機帆走でスピードを稼ぎなんとか日没前の入港を目指すらしい。日本時間木曜のオンエアのタイミングを逃すと次の放送は月曜日に持ち越しになってしまうのだ。
おまけに今週は例のアノ特別な週、到着は風任せと強調していたご本人も、やはり番組は大切に考えているのだろうか?
(実際のところは8年前,失敗に終わった最初のトライの出港日が6/16だったので,そこにこだわったとの由。)

最後の課題はジャイアントケルプというお化け海藻に足をすくわれないか?エンジンを酷使してトラブったりしないかどうか?ここに来て、もうやり直しは無いだろう

(日本時間17日午前10時前、現地16日17:52)無事横断成功です。やはりメデタイ、と言うか羨ましくもあるひとりぼっちの69日と1時間、お疲れ様でした。

Dscf1019

さて、向こう岸に到着した愛艇の今後はどうなるのか?売却には諸問題があり、コンテナ航送も高額な負担となるし。愛着のある艇だけに手放すとは考えられない。
となれば誰かが帆走で太平洋を西へ走らないと・・・・・・台風シーズンを控えて,南よりのコースで太平洋を横切るには一週間後のスタートが最善,とは御本人の弁。

じゃあ、もう一回太平洋横断?今回は単なる折り返し点だった??
長い長い人生の夏休みは当分続きそう・・・・・

| 23:04 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

コメント

■コメントはこちらへ


保存しますか?
(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)


2024年 4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

バックナンバー

カテゴリー