2019年04月03日

マイ・ブックview

先月惜しまれつつも10年を超える歴史にピリオドを打った長寿番組、ブックバー。毎回、選りすぐりの一冊を決める作業に始まり番組制作の舞台裏の苦労を思うと、よくこれだけ長く続けられたものだと改めて感心します。

さて、そんな人気番組とは全く無関係にオススメ図書を幾つかご紹介します。

辺境メシ、ヤバそうだから食べてみた。《文藝春秋刊》
早大探検部出身の高野秀行さんが体当たりで胃袋に収めた珍食奇食の数々、グルメ本は大抵網羅したというセレブでも、まずお目にかかったことのないようなメニューがこれでもかと写真付きであなたの想像を刺激します。日本でも体験できるお店が紹介されていますが、行く勇気が湧いてからにしましょうね。
もしかしたらページをめくるのも勇気ある行動かも。

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悪童、小説寅次郎の告白《講談社刊》
意外にも山田洋次監督、初の小説作品。DVDのおまけに書き下ろした寅さんの自伝モノですが、戦中戦後を育った山田監督、いや寅さんの青春ストーリーでもあります。寅さんシリーズのエピソード・ゼロとしても、楽しく読める作品です。優しい寅さんの語り口が聞こえてきそうです。

| 22:50 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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