2017年10月02日

「田」のちから

トヨタ自動車とマツダは2日、互いに株式を取得し、資本提携しました。
今年の秋は自動車業界をめぐる大きな分岐点となるニュースが幾つも並びますが、とりわけ国内の業界再編成ともいうべきが今回のトヨタ、マツダ関係。


そもそもマツダはオイルショック以降、銀行の介入を許したりフォードの資本下に入ったり・・・単独で好業績を上げられるようになったのはリーマンショック後のフォードの撤退以降で、株価もようやく高値で推移するまでになりました。
近年はそのエンジン開発能力の高さが光っていましたが、やはり電動化の波には抗し難く、トヨタとの連合に加わらざるを得ない状況に追い込まれた、という印象です。

そのトヨタもハイブリッドこそ完勝だったものの、その次の電動化では逆に他社の先行を許す形となってしまったわけで、技術開発競争の難しさを露呈したのも今回のニュースから窺い知れるひとつの現実です。

電気自動車では日産リーフが成功をおさめたあと、ドイツ、アメリカのメーカーがこれに続こうと矢継ぎ早に新型車を発表しています。
ゴルフやミニは、従来の車体に電池とモーターを載せたもの、テスラは車体から工場、電池まで新規開発です。モデル3の量産もようやく開始され、50万人目の予約客の元に新車が届けられるのが何ヵ月後になるのかも興味津々dす。

そんな状況下、トヨタ、マツダの連合は電池供給会社も含めてこれから図面を引こうという段階。トヨタにしては珍しく新車開発競争で追う立場におかれたケースです。二年後のモーターショーでプロトタイプ発表、その次で量産車の発売というのが考えうる最速のスケジュールでしょうか・・・・・・・・


子会社に納めたダイハツを始め、日野自動車、スバルを傘下に納めたトヨタがマツダとも資本関係を結ぶことで国内のメガグループ化が一層顕著になったのも注目点です。EV化シフトを機に国内の自動車資本グループも

・トヨタ、マツダ・ダイハツ、スバル、日野自動車連合
・日産ルノー・三菱連合
・スズキを核とした日産、マツダへのOEM供給アライアンス

・孤高のホンダ
・バイクメーカー各社
・いすゞ、日産ディーゼル、ふそうなど専業メーカーと光岡など小規模メーカー

といった流れに集約されてゆきそうです。残るはホンダが果たしてどんな資本提携の道を開くか?独自に水素燃料電池の開発までもこなしているだけに、スケールメリットを生かせる連合を結べる相手探しというのは難しいのかもしれません・・・・

| 09:45 | コメント(2) | カテゴリー:吉田雅彦

コメント

ホンダは独特ですからね。クルマはつまんなくなったけど。
トヨタ・ダイハツは無難で安定(それだけ)、日産・三菱は不安定(特に今!)だけどアッと驚くクルマを作る時がある、マツダはあのスタイルばっかりでそろそろ飽きが…。個人的にはスバル&スズキが面白い!

投稿者 JT : 2017年10月 7日 11:15

企業として少数精鋭を狙うか過半数、第1党の座を狙うか?スズキやマツダは 微妙な線を狙っていると思います。トヨタは後出しジャンケンが得意ですが先頭を切ってコケることも少なくない会社です。ホンダに至ってはいつだってチャレンジャー。朝令暮改も激しいのが難点といえなくもない会社ですね

投稿者 吉田雅彦 : 2017年10月 7日 20:26

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