2014年05月12日

何故違う色?

東西線のように東西を横切る地下鉄路線に(都営)新宿線があります。やはり東西線と同様に総武線のバイパス的役割を担っていて、ラインカラーは明るいグリーン、千代田線のより淡い「リーフ」(黄緑)でラインイニシャルはS。新宿の地名が路線名となる初めての地下鉄で、京王新線と直通運転されます。つまり、神田の古書店街から高尾山口まで一本のレールで直行出来るという、本好きな山ガールにはウレシイ路線の誕生でした。靖国通りを新宿まで、新宿三丁目では丸ノ内線とも乗り換えが可能で伊勢丹いくならこっちが好都合です。河田町時代のフジテレビに曙橋と云う最寄り駅が出来たので、面接を受けに行く時は重宝しました。それ以降は役立っていませんが・・・・・

 都知事が猪瀬氏に替わってから都営交通と東京メトロの統合話がもち上がりました。手始めに九段下駅の半蔵門線&都営線を隔てていた壁が取り払われ、相互に行き来出来る様になります。IMGP1674.jpg
 藤色が半蔵門線押上方面、黄緑が新宿・高尾方面です。タイルの目地が食い違っているのが壁の痕跡でしょうか。元々隣り合わせに作ってあったんですね・・・・・

 都営線と名のつく路線でもそれぞれ線路の幅は違います。京浜急行と乗り入れる浅草線は新幹線並みの標準軌、元々東急と乗り入れの計画があった三田線は(国鉄在来線とおなじ)狭軌。そして、新宿線は路面電車以来の京王仕様(実は都営荒川線も同じ)と云った具合で、ほかのどの路線とも違います。また急行運転が行われる数少ない地下路線でもあります。銀座線・日比谷線以外のほとんど全ての地下鉄と接続駅を持ち、現時点で都営線では最長の10両編成が走るのもここだけ。黒字額もここが稼ぎ頭のようです。
 京王線側も乗り入れを機に新宿周辺がガラリと変わりました。笹塚でそれまでの本線と別れて新線と呼ばれる地下区間へ潜ります。新しい新宿駅ホームは甲州街道の真下、新宿南口の、まさに真下あたりです。KEIOデパートに用事があるなら古い方の本線/終点に向かわなければなりません。笹塚〜新線新宿駅までは地下ですが京王の営業区間です。新宿駅の向こう側とは別料金なのでご注意を。

| 22:47 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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