2009年03月16日

私のラジオデイズ69

アナウンサーにとって著名人へのインタビューは
期待に胸が膨らむものです。

入社して初めてインタビューした著名人は、
宝塚出身のあの大物歌手でした。

その人の名は、越路吹雪さん。

シャンソン歌手として、また女優としても
活躍されました。

インタビューは公演中の有楽町のホールの
楽屋で行われました。

当時、「この人に聴く」というタイトルの
インタビュー番組を担当していたのです。
人選から取材、編集、収録、ナレーションと
すべて1人でやりました。

コンセプトは、その時々の話題の人を取材し
紹介するもので、様々なジャンルの方々が番組に
登場しました。

その日、楽屋を訪れると、稽古中の越路さんの
姿が目に飛び込んできました。

同じ稽古場には、当時、デビューしたての
歌手いしだあゆみさんもいました。

芸能人に接近遭遇するのは、中学生の頃、
社会見学でNHKを訪れた際に、当時、
「バス通り裏」というテレビ番組に出演されていた
十朱幸代さんが最初でした。

50年も前のことですが、十朱さんは
当時の美しさがその後、あまり変わっていない
という印象をテレビで見るたびに思います。

ちなみにこの「バス通り裏」は連続テレビ小説の
基礎を固めたドラマと言われています。

話が横道に逸れましたが、当時、芸能界の
トップスターだった越路さんは、意外にも
気さくなお人柄で、駆け出しの新人アナにも
丁寧にお話をして下さいました。

気さくなな人柄と言えば、当時、文学座の
看板スターだった杉村春子さんもそうでしたが、
この話はまたの機会といたしましょう。

その後、数多くの著名人にインタビューしたため
それぞれの話の内容はあまりよく思い出せませんが、
越路さんの場合はインタビューをしながら、
視界に時々入るいしだあゆみさんの姿が気になって
いたことはよく覚えています(笑)

このインタビューから得た教訓は、大スターと言えども
1人の人間なんだ!
誠実な気持ちで接すれば、本音で話をして
もらえるんだ!ということでした。
(少し集中力を欠いていましたが・・・・・)

初インタビューのお相手が越路吹雪さんであった
幸運を今つくづく感じています。

| 10:30 | コメント(1) | カテゴリー:田中穂蓄

コメント

田中さん、お疲れさまです。
越路吹雪さん、杉村春子さんは、伝え聞く名声しか耳に入らず、お名前だけ存じ上げていますが、実際の活躍はほとんど知りません…
自分は、宝塚は、それ程遠くない距離に住んでおり、それ以前に何度も訪れている可能性大ですが、家族全員で訪れたのは、自分が確か20歳になる年だったのではないでしょうか…
十朱幸代さんは、自分の中では、NHK大河ドラマですね!!
自分の妹は、亜優美なのですが、由来は、いしだあゆみさんのファンだった母が名付けたものです…
昨今なら、浜崎あゆみにちなんで「あゆ」(母の一番下の弟である叔父はそう呼んでいました←叔父の長女が、浜崎さんと同い年です)になるところですが、母は「あみ」と呼んでいました…
自分で名付けておきながら…とよく思いましたが(笑)
鈴木亜美さんと3文字も共通してしまう(苦笑)

投稿者 ちなみん : 2009年3月16日 11:48

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