2020年09月26日

engine2035

アメリカ、カリフォルニア発のびっくりニュース、なんと2035年以降、ガソリン車の新車販売を禁止するというもの。これは23日、ニューサム州知事が行政命令に署名したもので新車市場からガソリン車を排除することによって、温室効果ガスを35%以上削減することにつながるとしています。
じゃあ、ガレージで眠っているフェラーリはもう乗れないの?とご心配のお方、継続して乗っている現行車には規制は及ばないのでご心配なく。2034年までに好きなガソリン車を買えるだけ買っておきましょう!
中・大型の商用車についても、2045年までに可能な限り排ガスを出さない車に切り替えることを求められているので、71年型ダッツントラックやハイラックス4X4も大切にとっておきましょうね。

15年先というと、まだまだ遠い・・・??いいえ、エンジン開発から見るとそんなに先の話じゃありません。

例えばレヴィン・トレノで脚光を浴びた名機2T-Gは1970年のセリカGTと共にデビューし、AE86と共にデビューした4A-Gに取って代わられる迄13年も現役だったし、クラウンやトヨタ2000GTの基本エンジンだったM、3Mの系譜だと初代ソアラと共に20年以上命脈を保った計算です。
もちろんこれより長寿なエンジンはゴロゴロ。つまりこれから開発されるであろうエンジンなど数えるくらいしか...ということにもなりかねません。
例えば今から白紙開発で新しいエンジンを開発したとして、それが販売される10年ちょっとという時間に沢山売っておかねば儲けが出ません。
クルマのモデルチェンジが4年から7年タームで繰り返されるのに比べエンジン刷新の機会はその半分にも及びません。

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えっ?カリフォルニア以外ではガソリン・エンジン車売れるんでしょ?‥‥イヤそうじゃないかもしれません。北半球で2030年代にゼロエミッション化を唱えている国は多く、ガソリン車を買えるのは中国・インドと中東だけ、などという事態も?
実際問題2030年時点でもガソリンエンジンの開発は続いているでしょうけど、在来型の改良にとどまっているかもしれません。
メーカーとしては開発の人的資源を電気関係と内燃機関のどちらにウエイトを置くか、悩みどころです。

ただ一つ言えるのはEVはじめ、ゼロエミッション車には、まだ大きな開発余地が残されているということ。これまでの15年でEVの航続距離もだいぶ実用レベルにまで届いてきたし、数量メリットもある程度は見込めるようになってきました。
肝腎の普及率ですが、ハイブリッドの例を見ても解る通り、2割~3割に達するとあとは急速に伸びてくるかもしれません。

2035年、本当にカリフォルニアのカーディーラーからガソリン車が姿を消しているかどうか?規制を先延ばしにした先例もあることだし、こればかりは予測がつきません・・・

| 15:30 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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