2015年03月16日
彼方なる銀河
この春で消えてしまうブルートレインの定期運行、かつて東海道本線といえば、ブルートレインの主戦場・・・・・・京都あたりの東海道線沿いのホテルに泊まると、深夜にかけての時間帯、多くのブルートレインが疾走してゆく姿を望めたものでした。今、同じ場所から眺めても、目にするのはサンライズの一本だけ。つい10年程のあいだにこうも変わってしまったかと、当惑します。
大阪での仕事となると帰京のタイムリミットは最終の新幹線か伊丹発9時前の飛行機、しかしブルートレインならもっと遅くまで滞在できました。有名な急行「銀河」は数年ほど前まで運行されていましたが、もうありません。10時過ぎに大阪駅を発車、早朝に東京着ですが寝台料金の6000円を払うと、もう新幹線の特急料金を上回っています。実質的なブルートレインの一員ながら高速夜行バスにも新幹線にも敗北し、消え去っていったのも無理ないかもしれません。ブルートレインの登場後は、お下がりの20系車両をあてがわれ、晩年は特急と同じ24系の二段寝台となったので高い寝台料金も無理ないのかもしれませんが・・・