2014年11月13日
昭和初頭の名車/1937 Cord 812 Beverly Sedan
映画;雨に唄えばに描かれた時代は1927年のアメリカ、ジャズエイジとも呼ばれた頃の話です。ラジオの普及,音の出る映画の出現、写真雑誌ライフが創刊され大衆向けのエンターテイメントが大きく飛躍したばかりでなく,経済面でも、のちのマンハッタンには相次ぐ超高層ビルが出現するなど様々な分野で革新的なイノベーションがもたらされました。
自動車開発の分野でも、時代は流線型デザインの始まる頃。保守的と思われがちなアメリカでも先進的な乗用車が開発されていました。
コード810という高級車は世界で初のリトラクトラブルヘッドランプ装備というだけでなく、本格的な前輪駆動を採用したアメリカ車としても、大きなマイルストーンとなるべき存在です。その、リトラクタブル部の珍しい開閉の瞬間をカメラに収めました。多分世界的に見てもレアな映像(のはず)