2021年10月15日

半導体と電磁鋼板が日本の産業を・・・

昨日木曜日の夕方には見逃せない2つの気になるニュースがありました。

一つは台湾の大手半導体メーカーが熊本に新工場建設のニュース
もう一つはトヨタが納入する電磁鋼板を巡って日本製鐵が訴える特許侵害問題

一見無関係の様でいて日本の自動車生産においてはどちらも大きなウェイトを占める問題です。

半導体工場は折からの半導体不足や今後の需要を見据えて不可欠なカテゴリーです。その工場建設の場に他ならぬ熊本が選ばれたのは嬉しいことであると同時に日本の産業の未来の構造を考えた場合にも重要な意味を持つと思うのです。
これまでは日本から労賃の安さを求めて海外移転する先端産業が増え国内の空洞化が懸念されました。この流れの逆を行くのが今回の台湾メーカーの発表。デフレ下で減る一方だった日本の実質賃金に楔を打ち込むキッカケにはならないでしょうか?

もう一つ電磁鋼板問題自動車生産,とりわけEVでもハイブリッドでもモーターの部材として欠かせない材料です。日本製鐵が開発したもののコストが高いこの材料に代えて中国企業製の電磁鋼板をトヨタが納入したことから今回の問題に発展したもので、これもある意味で国内産業ノウハウの海外流出=空洞化に繋がりかね無い問題です。

半導体も電磁鋼板も現在では自動車生産に不可欠なだけに、今後あとに続く企業の動きも気になるところです。

| 17:13 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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