2023年09月09日

舎人linerに乗ってきた

神戸ポートピアの開幕と同時に開業した新交通システム
関東だとゆりかもめがお馴染みですが、同じようにゴムタイヤでコンクリートの軌道上を走る東京都運営の電車、つまり都電です。

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京成日暮里駅のホームに降り立ち、ワンフロア上の3階に進むと、わたり廊下の向こうにあるプラットホームで日暮里・舎人ライナーが待ち構えています。
地上から見上げると、ホームはビルの3階にあり、そこから軌道が道路に飛び出してゆくよな格好です。
車両はゆりかもめとほぼ同一。窓やシートの配置は違うものの運転手のいない先頭車両の最前列シートは特等席。

日暮里駅を自動的に発車したライナーは駅前の交差点上で90度左に大きくカーブします。ここが唯一と言っていい急カーブで後方の車両を車窓から眺められる数少ないポイント
あとはほぼビルの3階、もしくはそれ以上の高いところをかなりのスピード感を持って走ります。

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出来上がった街の中で、専用軌道を建設するには川の上か広い道路の上しか空いている敷地はありません。ゆりかもめや神戸の場合は都市計画の当初からレールも描かれていたのでここまでの高さを走る場所は稀です。
一方、出来上がった交通網を避けて新規路線を作るには既存の立体交差をクリアするこんな高さの高架橋が必須です。
だから車窓の眺めはとにかく見晴らしが良い!首都高の扇大橋の付近も上から、都電荒川線(さくらライン)もはるか下に見下ろしながらの走行はちょっとしたスリルです。
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道路の両側に整然と住宅やマンションが立ち並ぶ光景は大阪なら千里ニュータウンを思い起こす風景。遠く四つ木の方まで住宅地が見渡せる風景は、もしこれが昭和の大型連休前なら鯉のぼりが所狭しと泳ぎ回っていただろうと想像させます。
そういえば、クロスシートを片側に、前向きのシートが多い車内光景も昭和の遠足バスを思い出します。
ゆりかもめとは違って沿線住民でない限り、なかなか乗車の機会は巡ってこないかもしれませんが、それだけに乗り合わせた時の感激もひとしお。いい乗り物に乗れました!

| 20:35 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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