2023年01月17日

震災観光ツーリズム・再考

北淡(ほくだん)町、野島(のじま)断層と聞いてパッと阪神淡路大震災と連想出来るあなたはかなりのニュース通です。で、多分30代以上・・・・

震災当時は盛んにニュースで報道された、地面に現れた生々しい断層の姿。これを風化させぬ様に保存して展示、未来に震災の記録を語り伝えていこう、と云うのが淡路島北淡町震災記念館です。実際に道路、民家,農地を寸断した断層をそのままの形で保存しています。

その断層面を真横から見てみると70°くらいの角度でせり上がった断層面の様子がリアルに分かります。垂直方向のずれよりも水平方向の動きの方がより大きく,民家(本体は辛うじて断層を免れました)の塀が大きくずれているのが判ります。この民家,震災後も居住されていたものを一般公開しており,台所の惨状は止まったままの掛け時計と併せて歴史的にも貴重な資料となるに違いアリマセン。

さて,震災をビジュアルに追体験したあとはいよいよ震度7の揺れを実際に体験してみます。背景に流れる音声は実際に神戸で収録された生の音源です。震度計に記録されていた加速度は900ガル以上、1Gに近い加速度と云っても実感が湧かなければポルシェの最強市販車レーシングバージョンのGT3で急ブレーキをかけ、目一杯横Gをかけた状態を想像してみて下さい。もちろんベルト無捜着で。あなたがまず体験出来ない衝撃です。しかもこれを一秒間のうちに数回繰り返します。実際の振幅は40㌢から50㌢以上に感じますが,あとで調べてみると実際の振幅よりも大きく感じていた様です。

| 05:46 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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