2023年01月16日

2115

昔、私が免許取立ての頃名神豊中インターまでの料金はせいぜい五千円。万札でほぼ関西往復ができました。ガソリンがリッター130円内外だった頃・・・・

今度のニュースを聞いてのけぞって驚いた人も少なからずいた事でしょう
有料道路の通行料金徴収が2115年まで認められる方向に?・・・・・(通常国会に提出見込み)

子供の頃、有料道路は完成後30年経ったら無料開放しなければならないルールがこの国にはありました。
(昔料金所があった碓氷バイパスや大船・江ノ島間の京急道路も無料に)
それが、40年に延ばされたかと思いきや2065年まででいいよ、ということになり、さらには50年も延長。
去年生まれた赤ちゃんが選挙権を手にしてからでも75年後。今の時代のことをどれだけの人が覚えている疑問

今から92年後
日本ではどんなモータリングの世界が広がっていることでしょう・・・・ガソリン車?もう絶滅した後かもしれません。ガソリンスタンド?存在してるでしょうか・・・・或いは灯油や水素を売るステーションはまだ存在しているかも。
そもそもモビリティの必要性がどれほど存在するのか?日本人の人口は?? 去年生まれた赤ちゃんが選挙権を手にしてからでも75年後。今の時代のことをどれだけの人が覚えているか疑問

92年前の日本では、トヨタも日産もホンダだって誕生する寸前でようやく国産第1号の自動車が開発されて10年と経っていない、という頃。
一方で鉄道敷設の熱は全国的に非常に高く、北海道を例に挙げてみれば・・・旅客移動の主役は鉄道、それも蒸気機関車が引っ張る客車列車です
基幹の函館本線に加えて宗谷線、室蘭線、日高線が開通。石北線も開通を目前に控えるなど、今日の基幹路線がほぼ出来上がった頃でした。
東京では初の地下鉄が開業して大評判となっていた頃。そんな当時のモータリゼーションといえばまだまだ営業用途の輸入車が主役。
シボレーやフォードの日本現地組み立て工場ができるのもこの頃です。が、車の個人所有なんて夢のまた夢、乗合自動車に乗れる都会の人はまだまだ一握りでした。

92年前の日本に居て自動車保有台数が将来8千万台を超え、函館本線が小樽までは四肢の危機に瀕するなど誰が予想し得たでしょう?
92年後、トヨタのEVは何台生産されているのか?そもそも自民政権は続いているのか?その前にマスク生活とは縁が切れているのか??
予測できないことは山のようにあります。
が、負債返済の期限だけは守られることなくズルズルと・・・・・

小学生だった昔、第3京浜が開通するというので学校中の生徒が駆り出され沿道で日の丸を振り翳してから60年近くも経つのに、第三京浜は相変わらず有料どころか150円だった料金が、今や・・・・・・

| 15:23 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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