2022年11月07日

蠍の毒が回らぬように・・・・

BMWならアルピナ、メルセデスならAMG、ホンダには無限、と名チューナーは数あれどミニに対するクーパー同様、アバルトも人気です。

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そんなアバルトの名車たちが大集合、天気も上々、アバルト日和です。
カルロアバルトという人は、怪我さえしなければエンツォ・フェラーリと覇を競っていたのかも。何しろ自分が手を加えたマシンを走らせると当時のチャンピオンを軽くぶち抜いてしまう、という理由で某社を飛び出したほど。
二輪、サイドカーと実績を積んで、ついにフィアットの小粒な大スターチンクェチェントを手がけます。

さらには自前の美しいボディを架装したりポルシェとスカリオーネとコラボした、356カレラアバルトを世に送り出したり・・・・
70年代以降のアウトビアンキだってアバルトが手なづければ人気のボーイズレーサーに。

天才アバルト氏の没後はフィアットの一部分として、ラリーカーの開発に実力を発揮したアバルトのスタッフたち・・・・131や037が栄冠に輝いたのはアバルトの息がかかった人材があればこそ。
そのブランドは今でもフィアットを力強く彩るカンフル剤として、カタログを飾っています。有名チューナーの中では比較的小さな馴染みのある車種が多いのも魅力。

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蠍の毒が回ったなら、きっと一台買って帰りたくなってしまうかもしれません。
さそりがシンボルなのはカルロ・アバルト氏の出生届が出されたのが11月の蠍座の季節だったことに由来します。もしも実際の誕生日どおりに届け出ていたら、サソリではなく乙女のマークをシンボルにしていたかも・・・・・・

| 00:01 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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