2022年08月07日

8hours

今年も8耐=8時間耐久ロードレース(オートバイの)がスタートしました。
いつもだと7月最後の日曜日、今年は1週間遅れてスーパーGT(富士)と日程が重なりましたが、久々に鈴鹿のコースでリアルに開催。は、嬉しい限りです。

8耐についてよく知らない方には五木寛之の作品、冬のひまわりが良い参考書となるでしょう。私もこれを読んで暫く鈴鹿詣でを繰り返したものでした。
昔は世界チャンピオンたちがずらりと顔をそろえ、最初のスティント(1回目のピットインまでのほぼ1じかん)はまるで世界選手権の1ラウンドを見ているような凄まじいバトルが繰り広げられていたものです。
ケニーロバーツやマイケル・ドゥーハン、ニール・マッケンジーらに互して平忠之といったベテラン勢が覇を競い合う、そんな夢のステージが見られたものでした。

一流ライダーたちの一挙手一投足が手に取るように見られるのも4輪のレースにはないバイクレースの魅力。!
名だたる24時間レースに比べたら30%足らずの時間ですが、ルマン式スタートという、ライダーがヨーイドンで、マシンに駆け寄り、エンジン始動してから走り出すスタート風景が見られる数少ない耐久レースでもあります。
日没後のナイトセッションを含む、変化に富んだシチュエーションは映えるイベントとしてもお馴染み。

写真の説明はありません。


フィニッシュ後の花火も省みず、帰りのバスに急いで乗ろうと乗り場に急足で向かっていると場内放送で、事態の急変を知らせる実況放送が流れて慌ててコースサイドにUターンなんて思い出も・・・・・

鈴鹿に向かう高速道の対向車線を甲高いエグゾースト音を響かせて快走するバイクたちの音を聴くと、鈴鹿の到着するずっと手前から早くもサーキットの興奮を連想させてくれますピーク時には週末の鈴鹿を延べ30万人の観客が埋めたといわれる日本屈指の大イベント。場内には女子のバイクファンや大きな望遠レンズを携えたライダーファンの姿も少なくなく、ファン層の広さを実感させられます。

今年の結果は1位がホンダのTeam HRC CBR1000RR-RSPで214Laps

Kawasaki Racing Team Suzuka 8HのカワサキZX-10Rが1Lap差で2位

3位にはYoshimura SERT Motul、スズキGSX-R1000Rがやはり1LAP差で。

日本を代表するメーカー、チューナーがプライドをかけて戦う熱いバトルも幕を閉じました。

モータースポーツには明るくなくとも真夏の一番暑い日を鈴鹿で過ごす経験をだれにも一度は経験しておいてほしいものです。

| 13:44 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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