2019年09月01日

もしも69年8月9日に

 B級映画大好き=クエンティン・タランティーノ監督の映画愛が一杯詰まった最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が公開されました。
デカプリオとブラッドピットが共演。しかもマックイーンやブルース・リーにシャロン・テート(※1)らも現世に呼んだ豪華キャスト

 ミセスロビンソン(※2)やカリフォルニア・ドリーミン、ザ・サークル・ゲームなど軽快な60sポップスに載せて豊富な再現映像あり、60年代末のイケイケでサイケな雰囲気も楽しめるサイコーな映画です。

 とりわけ時間を割いて描かれているのが過去の名シーンのリメイクや西部劇の撮影シーン。長回しのセリフも極力活かされているのがタランティーノ流。
 さらにはミニスカ ロングブーツ ボトルのコカコーラ、当時人気のTV、ラジオ番組、小道具一つ一つにも物凄いこだわりが感じられます。

 さらにもう一つ見逃せないポイントは1969年当時路上を埋めていた車たち・・
(66)キャデラック・Coupe de VilleにVWカルマンギア(66) MGーTD(54)に911 2.0(69)、ファイアーバード(初代)にフォード・ギャラクシー、対向車線や路駐の車、デリバリーの商用ヴァン、フィアット850クーペ(68)に至るまで2000台も揃えられたクルマにはハンパなく驚かされます。

 タランティーノが塗り替えたのは最後の13分というよりも映画史そのものと言えるかもしれません。凄惨極まる残虐なクライマックスのシーンのあと、最後の最後でなんかホッとさせてくれるタランティーノ監督の術中からは暫くの間抜け出せ無いようです。

| 20:51 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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