2018年02月11日

Men's luge

連日白熱戦が続く平昌オリンピック。日本勢は登場しない男子(1人乗り)リュージュに思わず惹きこまれてしまいました。二本のソリに簡単なシート、仰向けに寝てるだけ。一見何もしていない様で実は内股で巧みにソリの方向をコントロールしています。スタートダッシュは腕の力のみが頼り、最初に氷を引っ掻くため手袋には細かい金属の爪が指先に埋め込まれています。最高速度は130km以上にも達しますがタイム差の小さいこともまたスリリングで零コンマ1秒の差でも致命的になる場合があります。

メダルの色を分けるのはこのわずかな差、オリンピックだけは4回の滑走タイムを合計して勝敗を決めます。20人が滑ってほぼ全員が47秒台!

アメリカがこの種目だけはまだ金メダルの獲得がありません。4回目の滑走、累積タイムの遅い順にスタートして残すは上位3人だけ。アメリカが滑り終えた時点でトップタイムなら金メダルも!期待が膨らみます

結果は、オーストリアの選手にわずか及ばず悲願の金はまたもお預け。でもメダル獲得は確定です。最終滑走のドイツ選手ロッホの結果を待ちます。最有力とみられていたこのロッホ選手、途中経過もまずまず、ソチでの優勝に続き前評判通りまたも優勝かと思われた瞬間、コース後半でわずかにコースが乱れます。明らかにソリが斜めを向いてドリフト状態に!明らかなスピードダウンです。ゴールまでは10秒もあるかないか。

結果ロッホは総合5位、まさかの大番狂わせでした。アメリカの猛追も叶わなかったトップタイムはオーストリアの選手。実に50年ぶりにこの種目で金メダルだそうです。

ジャンプ競技の一瞬の緊張感もたまりませんが、リュージュのスピード感、スリルもなかなかのものです。東京大会でこのスピード感が味わえないのはちょっと残念?

まだまだ熱戦は続きます。うちでテレビ観戦しちゃうとほかの作業がはかどらないこと、この上ない!

| 22:51 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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