2016年10月17日

ロータリークーペRX-87

子供の頃に車好きになった原因の一つは、その流麗なクーペスタイルにあったといっても過言ではないでしょう。とりわけマツダのクルマには当初からクーペが数多く存在したのも特徴です。軽にはR360、大衆車にはファミリアクーペ、小型車にはカペラロータリーとコスモスポーツ・・・・60年代後半だけでもこれだけの品揃えを誇っていました。
いま「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2016」ではついに生産が始まったMX-5 RFともう一台のレアなクーペモデルが展示されています。1969年に登場したRX-87、ルーチェロータリークーペです。

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当時の流行、黒のレザートップをまとい、マツダで最初のハードトップルーフのワイドなウィンドウとコスモよりもふた回り強力な13Aのロータリーパワー、前輪駆動を併せ持つ超高級車で、滅多なことでは街中でお目にかかる機会はありませんでした。スカGが2台買えそうなほどの高価格車でしたが未だにその魅力、美しさは色褪せません。人類が初めて月に降り立った頃の日本の最先端でした。

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RX-8の生産終了以来久しぶりにクーペボディーを纏ったのが今度のロードスター、元はオープン・スポーツカーですが今度のハードトップモデルはタルガルック(セミファストバックスタイル/ファスト・ノッチ)のルーフを持っていて、ボタン一つでルーフとリアウィンドウを格納できるようになっています。(クォーターピラーは移動するだけ)

先代の頃からハードトップ人気が高かったロードスター、このモデルも主流派になるんでしょうか?先代と違ってフルオープンのスタイルは望めません。が耐久性やセキュリティを考えたらこちらの方に分があるのは明白。フルオープンの爽快さとどちらを取るか悩みは尽きそうにありません。買うとすればの話
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マツダデザイン展示/23日まで


| 23:01 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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