2013年12月03日
政府専用機製作記(6)
横浜・人形の家の「ろうがんず作品展」の納品まで
残すところ今日も入れてあと5日となりました。
今回もギリギリの作業となりそうです。
胴体上面の白を塗り終えて乾燥中の政府専用機です。
胴体の塗装は、下地に先ずLEDライトの光を遮蔽する
ための黒を2回塗り、次に下塗りのホワイトサフェーサーを
2回塗ってサンドペーパーで磨いています。
表面がツルツルとなったところで、仕上げ塗装の白を
2回塗りました。
サフェーサーの段階で細かい泡が表面に付着したので
これをいかにリカバリーするかが最大の難関でしたが、
幸い目立ったキズにはならず、まずは一安心です。
気泡は800番のサンドペーパーでつぶして、その後
2000番のサンドペーパーで表面を整えて、4000番で
艶出しをしています。
塗料が乾燥する間に、エンジン部分や水平尾翼の塗装を
仕上げておきます。
エンジン部分のクローズアップです。
旅客機のエンジンは、各航空会社のオーダーにより
プラット・アンド・ホイットニーやゼネラル・エレクトリック、
ロールス・ロイスの3つの大型エンジンから選択出来ますが、
政府専用機にはゼネラル・エレクトリックのCF6というエンジンが
4基搭載されています。
1基の推力は約19トンですから、4基で76トンの物を持ち上げる
力があります。
勿論、飛行機は前に進むための推力を得るためのエンジン
ですから、400トンを超えるジャンボ機でもこの推力で軽々と
持ち上げることが出来るわけです。
この後は、胴体下面のグレーの塗装と主翼の塗り分け、各翼の
先端部分の銀色塗装でカラーリングが終了し、デカールを貼って
エンジン、水平尾翼、車輪を組み込めば政府専用機の完成と
なります。
果たして間に合うでしょうか・・・・・・・