2011年05月29日
やはり、鶴丸のご利益でしょうか!
去年、経営破綻した日本航空が元気を取り戻し
つつあるようです。
決算では大幅な黒字が発表されています。
先日、読売新聞に鶴丸の記事が掲載されました。
三代にわたる鶴丸とこのマークの誕生に携わった
一人である鷹司信兼さんのお話を交えてのエピソード
が綴られていました。
当時、日本航空の役員をされていた鷹司さんには、
40年ほど前に日本航空の本社でお会いしたことが
あります。
お名前からも察せられると思いますが、温厚な紳士で
漂う品格は当時の日本航空を象徴しているかのような
方でした。
記事で元気なお姿を拝見してとても嬉しい気持ちに
なりました。
先週木曜日に都内で航空ジャーナリスト協会の定期
総会が開かれました。
毎年、司会を担当させていただいておりますが、席上、
元日本航空OBの会員とお話をした際、記事が話題となり
この会員は鶴丸が廃止された時に、大きな憤りを感じた
と話されていました。
復活した鶴丸は、大きな被害を受けた仙台空港にも
舞い戻ってきました。
それはまさに、日本の翼としての自信と名誉を取り戻した
かのような復活の翼でした。
滑走路に舞い降りるB767をニュース映像で見たとき
不覚にも涙がこぼれました。
(と申しあけましたが、ここでお詫びと訂正です。仙台空港
の鶴丸初号機はB737-800であることを後に気付きました。
てっきり新鶴丸の1号機が使用されるのではないかとの
先入観からよく確認せず書いてしまいました。B737は仙台
就航前日まで鶴丸作業をしていたそうです)
(日本航空の社員でもなんでもないただの飛行機マニアが
こうなのですから、社員の皆さん方はもっと感動したこと
でしょう)
鶴丸は、被災地の皆さん方と全国とを結ぶ希望の絆でも
あります。