2009年11月30日

FDAが地方空港に活路

このところメディアに袋叩きに遭っている
地方空港に関して明るいニュースが入って
来ました。

日本航空が撤退を表明した長野県の
松本空港発着の3路線のうち、新千歳と
福岡線を静岡県の航空会社「フジドリーム
エアラインズ」が引き継ぐことが決まりました。

FDAは今年、静岡空港の開港後、7月に誕生した
物流大手の「鈴与」が経営母体のリージョナル・
エアラインです。

現在、エンブラエル170を2機使用して静岡空港を
拠点に小松、熊本、鹿児島の3路線で1日4便の
運航を行っています。

来年2010年には福岡空港への乗り入れも計画
されています。

松本空港の2路線が確保されることについて
長野県の村井知事は「FDAの決断に敬意を表し、
感謝したい」と話しています。

日本航空の撤退によって定期便の路線が姿を消す
恐れのあった松本空港にとって、FDAの参入は
どれほどの喜びか、文字通りドリームエアラインと
なるであろうことは容易に想像がつきます。

「捨てる神あれば拾う神あり」とはよく言ったものです。

それにしても、地方空港は本当にいらないのでしょうか、
やがて訪れるであろう航空輸送時代(日常の足という
意味で)になくてはならないのが空港です。

空港建設は時がたてばたつほど難しくなります。
環境保全の広がりや住宅開発などで候補地はなくなり、
(もう限界ですが・・・・)いま空港を建設しておかなければ
将来、航空機の飛躍的な発展・普及や航空需要の拡大
などに対応することは不可能になります。

地方空港の不要論が目先の経済効果だけで論じられる
ことにいささか違和感を覚えますが、これまでもお話して
いるように航空運輸政策は長期展望の観点から捉え
られなければなりません。

航空技術の発達は近い将来、ヘリウムガスを利用した
1500人乗りの垂直離着陸機の開発や、数千キロの
航続距離を持つ小型ジェット機の出現、騒音を出ず
墜落もしない夢の旅客機の出現も可能にするかも
知れません。

そうした航空機が出現したとき、さまざまな航空輸送の
形が現実となることでしょう。
街中を走るバスのように格安で安全で便利な輸送手段は
いつの時代にも必要とされるからです。

FDAが地方空港の救世主となるのかどうか、いま、
路線の廃止空港を抱える関係自治体は、その動向に
大いに注目しているのではないでしょうか。

| 14:15 | コメント(2) | カテゴリー:田中穂蓄

コメント

田中さん、おはようございます!!
ヘリウムガスを利用した1500人乗りの垂直離着陸機
の開発、数千キロの航続距離を持つ小型ジェット機の開発、騒音を出さず、墜落もしない夢の旅客機・・・
これが実現したら、航空機が、もっと身近に、実用的になるでしょうね!!
・・・それには、田中さんもおっしゃっていますが、新しい空港建設が難しいのと同様、新規開発費の捻出も、少々難しい気がします・・・

投稿者 ちなみん : 2009年12月 1日 09:02

ちなみんさん、ありがとうございます。
事業仕分けの結果は、科学技術立国を支持する多くの
国民を唖然とさせるものでした。
科学技術開発を無駄と言われては、「この世はおしめーよ!」てな心境になります。
果たして年末までに予算案どうなるのでしょうか・・・

投稿者 ホヅミ : 2009年12月 1日 12:12

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