2009年08月24日
ラプター首都圏に現る
在日米軍横田基地で土、日に開催された
「日米友好祭=フレンドシップデー」で
一般公開された最新鋭ステルス戦闘機
F-22ラプターです。
すでに一般公開されている沖縄・嘉手納基地を
除いて本土で公開されるのは初めてとあって
多くの航空ファンで賑わいました。
それにしても、公開された2機のラプターは、
噂の通りその性能もさることながら機体の
仕上がりの良さはこの世のものとも思えない
未来から飛来した飛行物体のように見えました。
同時に展示されていたF-16やF/A-18ホーネット
でさえ過去の戦闘機に思えるほどです。
胴体から主翼にかけての滑らかな曲線をはじめ、
一切の凹凸がない機体表面の仕上げ、
まるでプラモデルを一体成型でプレスしたような
出来の良さで、兵器であることを忘れさせてしまうような
存在です。
FXの候補機としてはほぼ絶望的になったラプターですが、
機体の前でボルトのビクトリーパフォーマンスをして
おどけてみせる警備兵の屈託のない笑顔に国力の
余裕が見てとれました。
いかに優れた技術力を持っていても国家的な戦略思想が
欠如していたら優秀な製品は造り得ないと語っている
ような表情にも見えました。