2009年08月02日

私のラジオデイズ82

各党の政権公約=マニフェストもほぼ
出揃い、本格的な政策論戦がスタート
しました。

有権者にとっては政治のお勉強の始まり
でもあります。

日本をどうしてくれるのか・・・・ではなく、
日本をどうするのか、みんなで考える8月に
したいものです。

さて、国会民放クラブに所属する在京のラジオ
各社には、幹事月の順番が割り当てられています。

クラブの取材活動が効率的かつスムーズに行える
ように、幹事社が代表して国会との折衝に当ります。

特に重要なのは、日々の取材申請です。
本会議については申請しなくても自動的に音声を
配信できますが、各委員会については前日までに
音声の録音許可申請をしなければ音声を配信することは
出来ません。

ここで経験が必要となるのは、常任委員会と特別委員会
合わせて20以上ある委員会のうち、どの委員会の
音声を配信するか決めることです。

当然、注目の委員会の音声を配信することになりますが、
それを判断するには委員会の審議内容を把握し、
ニュースバリューを考慮する必要があります。

例えば、重要度の高い予算委員会の録音許可申請を
した後、当日になって実は安全保障委員会で重要な
審議を行うことが分かってもすでに後の祭りとなります。

勿論、委員会の開会時刻に時間差があれば、両方の
委員会に事前に録音許可を申請して、2つの委員会の
音声を配信することが出来ますが、このようなことは
めったにありません。

重要な委員会の審議内容を把握するには、日ごろの
ニュースの動きをチェックしておくことは当然ですが、
国会内の平河クラブ(自民・公明を取材するクラブ)と
野党クラブ(野党各党の取材を担当するクラブ)などに
立ち寄って、その日や翌日の各党の動向を取材する
必要があります。

こうした事前の取材を行った後に、夕方5時過ぎ国会内の
担当セクションに電話をして、翌日の委員会の
開催スケジュールと審議内容を聞き、それらを総合判断して
録音許可を申請する委員会を決定します。

ラジオで流れる委員会の審議内容は、こうした記者たちの
努力に支えられて放送されています。

ちなみに、国会の音声は国会民放クラブが代表して
クラブ所属の各ラジオ局のほか、在京テレビ各社が所属する
映放クラブにも配信しています。
それだけ責任が重大ということになり、失敗は許されません。

国会開会中は毎日、これが続くことになります。

知られざる国会の裏話、続きは次回に・・・・・

| 12:40 | コメント(1) | カテゴリー:田中穂蓄

コメント

田中さん、お疲れさまです。
今回お話お伺いして、JAMのコンセプトである「ニュースに対する感性を養う(磨く)」に見事適合していると感じました。
「責任重大であると同時に、経験・勘も必要である」、と・・・
いわゆる「刑事の勘」に通ずる、「記者の勘」が必要
なのですね!!

投稿者 ちなみん : 2009年8月 2日 16:18

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