2009年02月16日

コンチネンタルの翼

墜落したコンチネンタル航空のダッシュ8は、
機体が大きくバンクした後、コントロール不能
になり、墜落したとの目撃証言があります。

前回、お話した機体への着氷が考えられる
としたら、なぜそれを回避出来なかったので
しょうか。

墜落した3407便は、現地時間の12日、
19時45分にニューアーク国際空港を出発し、
22時21分にバッファロー国際空港に到着する
予定でした。

運航に使われたダッシュ8(DHC-8Q400)は
2008年にコンチネンタル航空に納入された
比較的新しい機材(ダッシュ8そのものは
1980年代初頭に開発された機体)でした。

事故当時、アメリカ東部一帯は発達した低気圧の
通過で風雨が強くなっており、バッファロー周辺は
霙で時折、霧も発生していたということです。

3407便は空港から約10キロの地点で墜落
しており、滑走路に向かって着陸進入態勢だったと
思われます。

機長からは管制塔に対して、特に機材の不調に
関する報告はなかったということです。

しかし、回収されたボイスレコーダーには、機内の
緊迫したやり取りが記録されており、これが
着氷に関する内容だったとされています。

防氷装置や除氷装置は果たして正常に機能して
いたのでしょうか。

ダッシュ8は、日本国内でも不具合が目立ち始めた
2005年からこれまでに、防氷装置の異常を示す
ランプが点灯したり、防氷装置に送る圧縮空気の
圧力が不足していることを示すランプが点灯したり
するトラブルが4~5件発生しています。

着氷が墜落の原因だとしたら、着氷をなぜ防げな
かったのかを解析することにより、事故の全体像が
浮かび上がってくると思います。

よく言われるクリティカル・イレブン・ミニッツ=魔の
11分間(離陸してからの3分間と着陸までの8分間)
で発生した事故だけに、原因の解明が急がれます。

| 10:25 | コメント(3) | カテゴリー:田中穂蓄

コメント

アンチアイス装置のスィッチはオンでしたが
(離陸後11分でオンにしたという記録が
あるそうです)正常に機能していたかは
現時点では判らないそうです。回収されたデータ上
からはピッチとロールの急激な変化を伴って
急激に落下した事が裏付けられた様です。

正常な交信の後、47歳のベテランパイロットが、
どんな緊急事態に追い込まれたのか?
想像を絶する極限状態だったとも想像され、
墜落までは、殆ど時間がなかったのでしょう。

オートパイロット解除について報道されていますが
パイロットの経験の長さ、判断の是非に
矛先が向けられつつある様です。
ストール警報が鳴るさなか、機首上げを
行ったのが、事故原因と繋がるか否か・・・・
墜落事故自体はまれな機種だっただけに残念な事故でした。

投稿者 吉田雅彦 : 2009年2月16日 13:12

田中さん、お疲れさまです。
確かに謎ですね…
機械(機体)が、今回予測外の動き、トラブルを引き起こしたのか、それとも、人為的過失か不可抗力だったのか…
現時点での思い込み・先入観は危険ですが、一刻も早い原因究明が望まれますね!!

投稿者 ちなみん : 2009年2月16日 13:45

ここまでトラブルや事故が多発するといい加減、購入した航空会社も萎え過ぎて飛ばしたくないのが本音ではないかと感じます。(点検・整備具合にもよりますが)
カナダ政府もボンバルディア社に印籠を渡さないのはおかしいと思います。その時点での規制と処罰だけではトラブルや事故は防げないです。犠牲者が出ているのに何もしないのか、カナダ政府!ボンバルディア社!と、小人な本音です。

投稿者 小人部隊一号 : 2009年2月16日 19:41

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