2009年01月23日

MRJ最新情報

世界的な経済不況のあおりで、様々な産業界で
新しいプロジェクトの縮小や凍結が進む中、
三菱航空機のビッグプロジェクト、MRJ(三菱
リージョナルジェット)の開発は順調に進んでいます。

先日、新たな部位供給の契約が発表されました。

三菱航空機はこのほど、台湾の航空機メーカー、
AIDC社が、MRJのスラットやフラップなど5つの
部位を供給すると発表しました。

AIDC社が供給する部位は、主翼の前縁に装備される
稼動補助翼のスラット、主翼の後縁に装備される
稼動補助翼のフラップ、翼と胴体との接合部の
覆いであるフェアリング、垂直尾翼後部の動翼である
ラダー(方向舵)、水平尾翼後部の動翼である
エレベーター(昇降舵)の5つの部位です。

自動車と同様に航空機も様々な関連部品メーカーが
部品を提供しており、そのメーカーは国内だけに
とどまらず世界各国の航空部品メーカーが参入
しているのが一般的です。

これを徹底的に行っているのがブラジルの航空機メーカー
エンブラエル社です。

徹底したコスト削減で世界中から部品を供給して
自国の工場で最終組み立てをして世界の市場に
航空機を販売しており、エンブラエル成功の鍵に
なったと言われています。

アメリカのボーイング社も「work together」を合言葉に
767、777、787などの旅客機を各国の航空機メーカー
から部位の供給を受けて生産しており、エアバス社も
同様な方法で旅客機を生産しています。

特に三菱重工は、航空機で最も重要な主翼の生産を
担当しており、中部国際空港からはこの主翼や胴体を
専門に運ぶ胴体をさらに太くしたジャンボ機の飛び立つ
姿が見られます。

現代の旅客機は、世界中の航空機メーカーによる
共同作業で誕生しているわけで、そういう意味では
「日の丸ジェット旅客機」、あるいは「国産ジェット旅客機」
などの表現はあてはまらなくなってきそうです。

もちろん、基本設計は日本が行っているわけですから、
国産の旅客機であることには違いありませんが・・・・

さて、世界的な経済不況の嵐はいつまで続くのか、
状況によっては、今後、燃費の良い旅客機が勝利を
おさめる日が来るかも知れません。

そうなると、従来の3割も燃費のいいMRJの有利さに
期待が高まります。

あえて、荒波、いや乱気流の中に身を投じたMRJの
今後に注目したいと思います。

| 14:25 | コメント(1) | カテゴリー:田中穂蓄

コメント

田中さん、お疲れさまです。
遅くなりました・・・
三菱MRJの動向、田中さんからお話を伺い、注目していました!!
ジェット機も、車と同じく燃費の時代、乱気流の中からも、群を抜き、大空にはばたいてもらいたいものです!!

投稿者 ちなみん : 2009年1月24日 10:00

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