2007年12月03日
私のラジオデイズ18
新宿に買い物に出たついでに、久しぶりに
歌舞伎町を訪れました。
あっ!あそこに懐かしの喫茶店が・・・・
今はまったく別のお店でした。
なぜ、歌舞伎町なのか・・・・
実は今から40数年前、学生時代に、私はここ歌舞伎町で
DJのアルバイトをしていました。
当時、この界隈には、いわゆる「歌声喫茶」や、「ジャズ喫茶」、
「シャンソン喫茶」と呼ばれる音楽喫茶が沢山あり、
若者たちで賑わっていました。
そんな中に、音楽も楽しめ、超美人のウエイトレスの
コーヒーサービスも楽しめる「美人喫茶」なるものがありました。
赤絨毯にロココ風の豪華な内装が売り物で、
一般の喫茶店に比べてコーヒーの値段はかなり高かったものの、
ロングドレス姿の美人ウエイトレスのサービス
(いかがわしいものではありません)を受けられるとあって、
サラリーマンや自営業者などに人気でした。
こうした喫茶店の全てではありませんが、何軒かの喫茶店では
1階カウンターの脇にガラス張りのスタジオが設置されていて、
そこでDJが1日に数回、お客様からのリクエストを募集して
店内でリクエスト番組を流していました。
私は大学3年、4年と卒業するまでの2年間、歌舞伎町の
某喫茶店(西洋の古城の外観でした)で、DJをしていたのです。
仲間にはプロのDJもいましたが、アナウンサーを目指す
学生も多く、後にTBSのアナウンサーになったり、地方局の
アナウンサーになった方、タレントや音楽評論家になった方も
いらっしゃいます。
週に3回ほど昼間の授業を終えた後、夜のコーナーを担当する
生活で、ギャラは当時のサラリーマンの初任給を大幅に
上回っていました。
東京オリンピックのあと、ビートルズが来日し、新しい若者文化が
花開こうとしている60年代後半のよき時代でした。
そういえば、今年で報道・アナウンサー生活40年になります!