2007年06月26日

私のラジオデイズ13

戦後のある一時期、日本では
摩訶不思議な音楽が大流行したことが
ありました。

IMGP3976.JPG

         【マーティン・デニーのアルバムから】

今ではあまり聴かれなくなったこの音楽の
ジャンルは、「エキゾチックサウンド」!
YMOなど日本のミュージシャン達にも多大な
影響を与えました。

夏といえばハワイアンですが、1950年代から
60年代にかけて、このエキゾチックサウンドが
大流行しました。
その立役者は、レス・バクスター、マーティン・デニー、
アーサー・ライマンの3人です。

ある時、ラジオから不思議な音楽が流れてきて、
いつのまにかその音楽の虜になっている、
そんな魅力的なサウンドだったのです。
ハワイの民族楽器を駆使し、熱帯のジャングルから
聴こえてくる不思議な鳥の声や、滝の音、水の流れ、
砂浜に打ち寄せる波の音などを音楽に匠に取り入れ、
実にファンタジックで南国情緒溢れる音楽に仕上げ
られていました。

今では珍しくもありませんが、戦後、慣れ親しんできた
音楽とは全く異質なこのサウンドに日本中が
酔いしれました。
そう、NHKの某アナ風に言えば、「日本人はまさに
その時、南国ハワイに目覚めたのであります」

中でも代表的なのは、「クワイエット・ヴィレッジ=
静かな村」という曲です。
レス・バクスターの曲をマーティン・デニーがアレンジし、
大ヒットしたもので、エキゾチックサウンドの傑作として
知られています。

マーティン・デニーは、ホノルルのナイトクラブ「シェル・バー」で
演奏していた時、たまたま聞こえてきたカエルや鳥の鳴き声
を即興で音楽に取り入れ、大評判となりました。
私の記憶では、音楽に効果音を取り入れた初めての
ミュージシャンではないかと思います。

最近、ラジオでこうした音楽が取り上げられることは
ほとんどありませんが、CDも一部リマスターされて
いるようなので、一度、お聴きになってみてはいかがでしょうか。

| 10:14 | コメント(1) | カテゴリー:田中穂蓄

コメント

いまでこそ、いろいろなジャンルや国の音楽が気軽に耳にすることができますが、当時は相当斬新だったのでしょうね~!高度経済成長期を迎えた日本があらゆることで海外の影響を受けてきた感じが伺えます。
今聞くと、逆に新しいもののように感じることができるかもしれませんね!

投稿者 べに : 2007年6月27日 00:01

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