2022年05月25日

任務終了お疲れ様でした

宇宙飛行士、野口聡一さんがこのほどJAXAを退職されることになりました。
野口さんといえば、スペースシャトルからソユーズ、ドラゴンXと米露の新旧宇宙船を乗り継いできた大ベテラン,J-WAVEのブログを執筆していたこともあり、とりわけ親近感を感じるアストロノートの一人です。

野口さんのフライトでもとりわけ印象深かったのは2005/7月のスペースシャトルSTS-114搭乗のミッションでした。
コロンビア号の死亡事故以来中断されていたシャトルのフライトを再開させる重要なミッションにクルーとして乗り組み、重要な任務を成功させています。そのスキルは高く評価され、以後のミッションにも多大な貢献を果たしたのが野口さん。宇宙からのDJといった楽しい企画もこなしてくれました・・・・

そんな野口さんのスペースドラゴン搭乗時の内容を振り返ってみましょう・・・・・


野口聡一さんら4人のクルーを乗せた宇宙船スペースドラゴンが日本時間2020/11/17、予定通りISSにドッキング完了しました。
アメリカ製有人宇宙往還機としてはスペースシャトル以来、民間企業による製作設計は初となるもので、きのう午前9時半前にフロリダ州ケープカナベラルの発射台から打ち上げられました。
発射10分ほどで予定軌道に到達、2分足らずで仕事を終えた1段目ロケットは大西洋上のリグに無事着陸済みです。

昼前にはISSから小さな光の点にしか見えなかった宇宙船が次第に大きく見え、カバーを開いて中の航行灯がはっきりと見えるようになったのは到着一時間ほど前。
ドッキング完了までは全自動のためクルーの手元には操縦桿やらスロットルレバーの類は見当たらず、大きな液晶モニターが並んでいるだけ。俺はマニュアル操縦がしたいんだ!と思っても叶わぬようです。

前回のテスト運用に続く正式運用第1号となる重要なフライトになりますが、野口さんはスペースシャトル、ロシアのソユーズ、そして民間機の3機種を乗り継ぐことになる稀有な経験の持ち主になります。

今回のフライトでISSに長期滞在するのは4人のメンバー、女性が1人とアフリカ系男性を1人含むヴァラエティに富んだ構成です。出発前行われた記者会見でも実に多彩な答えが飛び出して、この4人が宇宙でどんなチームワークを見せてくれるのか今から楽しみです。ISSドッキングは日本時間火曜日昼頃の予定です

この日夜は、しし座流星群の見ごろ、そしてはやぶさ2が12月お土産を沢山抱えて地球に帰って来ます。今回はカプセルを切り離したあと燃え尽きること無く新たなミッションに向けてエンジンをふかします。日本に戻って来るのは来月の見込み
どのくらい採取が出来ているか年末を飾る明るいニュースとなってくれることでしょう!

| 13:31 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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