2022年02月01日

二月のフェラーリ

年末にギリギリで手に入れたフェラーリ・カレンダー
二月の訪れが待ち遠しくてたまりません.意外に長く感じた1月でした。

1月分のフェラーリが最新型に近い4人乗りのフロントエンジンV型8気筒でしたから、たぶん2月は12気筒?それも割と旧い有名なミッドシップの・・・・となれば、思い当る車種は365BB=ベルリネッタ・ボクサー〜512BBを置いて他にありません!スーパーカーブームとよばれていた時代にど真ん中を走っていた、フェラーリ最速のクーペです。デザインはピニンファリナ。贅肉の無いシンプルな造形ながらもラんボルギーニミウラより遥かに均整のとれたプロポーションが魅力です。当時はカウンタックと言う超強力なライバルがいて、両社が頂点を競い合いました。

もう一台古典的な人気の12気筒と言えばやっぱりデイトナ.この時代までの最後のフロントエンジン搭載車でした。その卓越したデザインの美しさはそれまでのどのフェラーリにも似ておらず,その後のフェラーリのデザイントレンドを決めたと言ってもいい程のマイルストーン的存在でした。プロトタイプには旧来の2灯式にヘッドランプカバーをかぶせた古典的なフェラーリスタイルのノーズを持つものも存在しますが、量産型はリトラクタブルの4灯を直線的に結んだ斬新なものでした。

あと,歴史に残る12気筒ミッドシップとしてはF50やENZOの名が浮かびます.いずれもF1で好成績を挙げていた頃の作でトラックの様に前寄りに位置するコクピットが個性的です。
いや源流を辿るとしたら166もアリなのかな?まだデザインも荒削りでパワーだけ一本勝負の直線番長だった時代、そこまで遡るか?な一台なのかも。

さあて、あれこれ推測した結果はどうだったかというと・・・・

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予想は見事ハズレでした
ENZO御大亡き後に登場したミッドシップV8搭載車F355GTSでした。
8気筒モデル328の後継として登場した348をバージョンアップしたのが355。末尾が8ではなく5なのは5バルブDOHCを象徴したもの。6速マニュアルやF1並みにセミオートマが搭載された事もトピックでした。
ドア下に大きくエアインテークの抉りが入るところはテスタロッサにも似たレイアウトです。タルガトップのルーフはオープンカフェの開放感と風の巻き込みを抑えた居住性が魅力。屋根を閉じればその強度も魅力な二刀流でした。
8気筒フェラーリはこの後360モデナに進化する事になり、リトラクタブルのライトはこれっきりとなるのでした。

| 07:35 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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