2022年02月23日

マスコミ越え?

もしもあなたが大手飲料メーカーや菓子会社の広報担当で、効果的なPRを打ちたいとおもったなら、広告媒体には何を選ぶでしょう?
新聞の全面広告を打つか?人気ドラマの番組スポンサー枠に入るか?それともポータルサイトの大手と呼ばれる検索サイトの広告スペースを抑えるか?

全国紙なら最大手で7百万部、テレビの超人気番組で視聴率が20%を越えるなら,それが全国ネットだった場合には二千万人をも上回る視聴者にメッセージを届ける事が出来るでしょう。
他方であなたが大阪の豪華タワーマンションの広報を任されたなら、どんな媒体でPRを望むでしょう?

電通が発表した2021年の国内広告費調査によると、インターネット広告が前2兆7000億円あまりと、テレビ、新聞、雑誌、ラジオの「マスコミ4媒体」の2兆4000億円を初めて上回ったそうです。どちらも前年比の伸び率は二桁に迫るか大きく上回る勢いで伸びているので瞬間風速だけでは判りません。が、いずれにせよネット広告が今後も延びてゆく事はたぶん間違いない事でしょう。

ネット広告の強みは広告主が狙いたいターゲットをピンポイントで一本釣りできる事。大阪市内のマンション広告を全国展開するよりも,ローカルメディアに絞り込んだ方が効率的な事は誰にだって判るでしょう.ネットなら検索履歴やSNSの個人的な趣向データを基に,PR先を絞り込む事だって可能です。

反対にターゲットを限定せずに幅広く全ての人にPRしたければ輻輳もなく幅広く送れるブロードキャスト,電波媒体は有効な手段です。サーバーを増強したり、デバイス別にページを書き直ししたりせずとも一斉にPRメッセージを伝えることができる・・・これからは、顧客層に応じた広告の住み分けもより明確になってゆく事になるでしょう・・・・・

それはともかく,土曜日朝のラジ土内、東京ガスのCMの面白さには毎回舌を巻いてしまいます・・・・・

| 19:09 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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