2022年01月19日

house of Gucci

ミラノで赤のフィアット124スパイダーを駆り颯爽と降り立つレディーガガ、父のトラック会社ではサインが上手に真似できると褒められます。
ドナ・サマーのメドレーが流れるパーティー会場でバーテンダーとうっかり間違えて声を掛けたのはたまたまグッチ家の御曹司、2人は恋に落ち、結婚してイタリア語版アイム ア ビリーバーを聴きながら幸せな家庭を築きましたとさ。

でも一つだけ違ったのはジョージマイケルのfaithを聴いてるうちに、彼女の野心溢れるグッチ愛がムクムクと...
全編ほぼ出ずっぱりのガガ様が体当たりの演技で魅せてくれるのは巨匠リドリー・スコット監督の眼鏡に適ったからなのか、その迫力ある目ヂカラには圧倒されっぱなしでした。BGMのブロンディ;ハートオブグラスがいかにも、な感じ

旧いヴェスパにランブレッタ、フィアット850,600にルノー・クリオ、924にLP500、アルファ75と言った時代に即した人気車も多数登場して実物さながらに再現されたランウェイと共に華を添えています。

グッチ家のお話だからどうせ富裕層のことでしょ?と思ったら、意外にも兄弟親子関係を巡ってのありがちなストーリーに展開していくので、是非史実を調べる前に映画館ではじっくり腰を据えてガガ様の名演に酔いしれましょう!

参考までに映画で描かれたその後のグッチ家に由来する商品がハウス オブ フローレンス(=フィレンツェの旧称)のブランド名で日本にも紹介されています。商標権の関係でGucciの名前こそ使えませんがこちらが由緒ある伝統に近い筋です。ご当主ロベルトさんは親日家でもあって、とても好感の持てる人物だった事を付け加えておきましょう。

| 01:30 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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