2022年01月28日

1955-2022

どうやら噂ではクラウンのセダンについてオーダーの終了が指令された模様です
という事は新型クラウンが登場しない限りクラウン60余年の歴史にピリオドが打たれるという事
これは大きな歴史の転換点かも知れません。

昭和30年代に純国産乗用車として華々しくデビューして常にトヨタを代表するセダンとして、あるいは常にタクシーキャブとしても街の風景の一部を成すくらい当たり前の存在でした。
販売面でもリードし続ける存在でライバルが勝るとニュースにもなる位、売れて当然なクルマでした。

そんな王者ですが、ここ数回のモデルチェンジでは若返りに腐心したようで、少なからずイメージチェンジを試みた痕跡が見られます。
3ナンバー専用ボディを纏ってからも既に30年以上、伝統だったフレーム構造も直列6気筒エンジンも消えてしまい、その伝統は薄まっていたかもしれません。しかしトヨタ代表選手である事に変わりはありませんでした。
アリストやレクサスGSという兄弟車が生まれた事も平成のトピックでしたが、それも一足はやく消滅、セダンの存在そのものが、いやガソリン車の在り方そのものが問われる時代になってしまったと言うべきか?

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クラウンが見つめて来た日本の自動車工業も大きく変わって来ました。対米輸出を目論んで最初に船積みされたのも初代の非力なクラウンだったし、それから国産車が北米でも売れに売れたあと、国内専売車として日本車を見つめ「いつかはクラウン」の名のもとに、オーナードライバーが目指すべきゴールとしても燦然と輝いていました。。

日本の自動車工業もトヨタ自身も大きな変革を求められるこれからの未来、クラウンのようなポジションのクルマはMIRAIが担っているのかもしれません。水素燃料だけを搭載して、関西までもノンストップで走り抜けるハイオーナーのためのセダン・・・・そういえばMIRAIの車台はほぼクラウンのものと同一だし・・・

| 21:13 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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