2021年05月17日

関係の無い予約

今日から予約の受付が始まった大規模接種センター・・・・のオペレートは防衛省。ホームページも防衛省のそれに設けられている。
いっぽう市町村の接種受付は違うホームページ、もしくは電話で。

おまけに、両者に同時に予約しても物理的には重複予約が可能で、国としてはあくまでも個人の良識にゆだねる、お願いしか出来ていない。異なる銀行ネットワークのATMで現金を引き落としても、ちゃあんと自分の口座からはその分が差し引かれる、というのにである。取り消されなかった予約のため用意されたワクチンが接種会場で大量に余剰となり,そこにキャンセル待ちの若者の列が出来る混乱振りは今から容易に想像できる。

どちらもマイナンバーなどの記載を義務付けた上で住所、生年月日等から同一人物を見つけ出し、重複しているケースは自動的に遅い方の予約を取り消して本人に通知する・・・・・そんなプロトコルは分けなく構築できるはず。
でも、それが出来ないのは自治体や防衛省が入手した個人情報を他の組織には横流しできないのが今の法律だからである。
そもそもこうした行政の壁、いや縄張り争いともセクト争いとも言わせてもらおう。新聞表現なら縦割り行政だ。これがデジタル化を阻んでいる大きな障害なのだ。デジタル長を作る前に、こうした壁を壊さないと、何の役目も果たさずに省庁だけを無駄に増やす結果に終わりかねない。

大体において、国の大接種の受付が防衛省の管轄だからといって、ホームページくらい内閣官房で用意したらどうなのだ!
わめきたい気持ちは山々だけど、所詮は今のところ65歳以上のひとにしか関係の無い話である。門外漢の私に接種の権利が回ってくる頃にはご近所のゴーヤや新米を味わってしまったあとなのか?それともスイカを食べ終わる頃なのか?総選挙は終わっているのか???

| 14:23 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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