2021年04月06日

時代の変わり目か

一眼レフの代名詞の様なニコンが一眼レフの国内生産を終了する。
なんとなく予想はできた事だがイザ決定となると複雑な気持ち。伝統のFマウントをオートフォーカス化してデジタルカメラでも共通化してきたニコンなのに、数年前からはミラーレスの新マウントに主軸を移したかのような気配も感じられた。

ボディの上の三角屋根に収まったペンタプリズム、これはある意味戦後日本の精密技術の勝利の象徴みたいな存在だったから、そのペンタプリズムを載せないカメラに主役の座を追われるというのは、日本の工業の転換点でもある訳で・・・・
私は相変わらずペンタプリズム越しの虚像を覗くのが止められない種族です。どピーカンの晴天でも液晶が見えない、なんて事ないし星座の姿を捉えるのにもピクセルより小さな星の存在まで確認できるし、大谷翔平の手元を離れる白球の絶妙なタイミングをタイムラグなしに捉える事も、液晶モニターではまだまだ難しいから。

そりゃローアングルを駆使してミニカーの写真撮ったり室内光でも適切な色温度で美味しそうなそうめんの白さを確認するには液晶モニターは便利です。なら小型のミラーレス機を一台余計に首から下げればいいだけ。一眼レフの主役の座は明渡す訳にはいきません。
nikond500.jpg
レンズ越しのリアルタイムな撮影画像を確認したい、そんなニーズから生まれた一眼レフでしたが、やはり日本が開発したCCDやCMOSといった半導体にその座を奪われる事になるのは、1つの進化の過程と諦めるしかないのでしょうか。今のうちに何とかお気に入りのニコンD500を手に入れておく算段を考えるとしましょうか?

| 19:03 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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