2020年09月23日

ブルックリンへ

マンハッタン島は東京でいえば佃島のようにイーストリバーとハドソン川にはさまれた細長い地形。全ての橋と地下トンネルは有料で通行料金なしにはマンハッタン島への上陸は不可能です。ただ一つ、ブルックリン・ブリッジを除いては・・・・・

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設計、建造が始まったのは19世紀、日本では明治が始まってすぐの頃。幅広いプロムナードを持つ2階建てになっていて歩行者も景色を眺めながらゆっくりわたることも、ベンチで一休みすることもジョギングのコースに組み入れることだって可能です。

橋脚の一部には古めかしい銅板がはめ込まれていて、制作過程や昔路面電車との併用橋だった頃からの変遷などが記されています。橋ができた当時は鉄道と馬車の併用橋で人が歩ける遊歩道は今と同じ中央の2階部分。それが鉄道を挟むように路面電車のレールが敷かれ、やがてクルマのみが行き交う現在の姿へと姿を変えていきます。マンハッタンにわたる地下鉄はほとんどが地下から上陸しますがJ、B,Dラインなどは鉄道併用橋のマンハッタン・ブリッジを渡るので、興味のある方はこちらにも。レインボーブリッジよりもはるかに高い目線からの景色も迫力満点です。

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さて、この橋を美しい写真に収めたいのならマンハッタン側から撮るか、或いはマンハッタンを背景にブルックリン側から撮るか?

時間があったらぜひ両方から狙ってみましょう。暗くなるまで待てるなら夜景もついでに!

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ブルックリン迄地下鉄ならひと駅、歩いて渡っても小一時間もあれば十分でしょう。落ち着いた住宅街の面持ち、雰囲気がガラリと変わるので必見です。

板張りのデッキの隙間から下を見るとはるか彼方にイーストリバーの水面が。ここではなるべく小銭を探したり、ボールペンを取り出そうとしない方が賢明です。

| 00:33 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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