2020年08月13日

NOAH80系

今夏でそろそろモデル末期を迎えるライトエースノア80系、数年前に乗ったのは7速マニュアルモード付きCVTミッションだったのでタコメーターを眺めながらのワインディングは、そこそこタノシカッタ記憶がある。が、今回はハイブリッドの上にオートクルーズ付き。どれほど退屈な運転が待ち構えているのかとキモチもカラダも萎え気味だったのは否めないが・・P1110354

タコメーターはなく、エンジン負荷のインジケーター、あとはEVインジケーターのみの主要な計器表示、P1110347 せめて遠く離れた、情報満載の小さなインフォメ ーションディスプレイと交代してくれれば...

走り出しはモーター駆動のみのEVモード、2速レンジくらいですぐエンジンが介入してくるのはアルファードなどと同等。街中のキビキビした走りには充分でも登坂や高速での追い越し加速では定員乗車で2トン近い塊を引っ張る最大トルク200NMポッキリのモーターをアシストする140NMのエンジンはやたら高回転まで吹け上がってしまう。ハイブリッドというより電動アシスト自転車を急坂で目一杯漕いでいる感じ、と言えば分かってもらえるだろうか?


これから3日もこのパワーユニットに付き合わされるのか、と思っていたらクルーズコントロールのレバーに目がいった。34年も前から愛用した優れもの機能、だがホンダプレリュードに標準装備されていた負圧コントロールのアナログな制御とは違って、やたら大きくアクセルを踏み込みたがる大味なセッティング。
ついつい、キャンセルさせて右足のマニュアル制御に委ねてしまう。ノイズの上昇や加速度の変化も快適さを損なう代物。

がしかし基本、レバーを指先で弄るだけで高速上のスピードコントロールはほぼ、網羅できる。本線への合流中に40kmも出せばあとはセットしてRESUME/accel方向に倒し続けるだけ。加速は全力でクルーズコントロールがアクセル全開近くまで吹かし続けてくれるので料金所ゲートを通過後は基本、レバー操作オンリー。前車に追いついたら一旦キャンセル、空いたらRESUMEで元のスピードにも、或いはSETで新たなクルーズ速度にするのも可。あとは右足の置き場所に困るのが悩みと言えば悩みだろうか?


車線逸脱警報をONにすれば、アラーム時にのみハンドルを修正すればいい理屈だが日産ならプロパイロットを選べば済む話。そうなると、あとは高速上で退屈しのぎにインフォメーション表示を頻繁に変更するのに忙しいだけのドライビングになってしまうかもしれない。プロパイロットも選べるライバル=セレナにどう対抗してゆくかが次のモデルチェンジの見どころ。

P1110345ところでハイブリッド車の命、燃費はというと381km走行で25リッター=15km/lをわずかに上回った程度。フルタンクなら700㎞の行動半径。用賀で満タン後は函館上陸迄給油は必要ない。高速巡航中に瞬間燃費を20km/l以上に保つにはスピードメーターのどこでSETするかが肝。プリウスにはとても敵わぬが、高速もワインディングも多人数で楽しんで400Kmあたり3000円足らずというのはやっぱりスーパーカブを凌ぐ経済的な足である

これから大半のクルマとなるであろうハイブリッド車の退屈な運転を多彩な燃費表示とオートクルーズに救われた感じがした。これがセダンの低い着座位置と目線で楽しめるなら、次期マイカーの候補に挙げることも不可能ではないのだけど...初代(マイカー)ライト―ス10系の軽快さ、小回り性能はもはや望むべくもない・・・・

| 19:18 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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