2020年08月16日

原付・道東旅

夏休み、と来れば連想するのが北海道ツーリング。関東に住んでいようが関西人だろうが、もちろん東北在住者だって夏と聞けば北海道の大地を走りたくなるのはフツーの反応です。
1985年、1台の原付バイクを手に入れました。ホンダの2ストローク・オンロード「MBX50」です。バランサー付きのエンジンは大型バイクのような落ち着いた乗り味がして、ゆったりしたシートも一日中走り回れる快適なものでした。

そりゃあ、

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すぐにでも北海道を目指したくなります。早速R4を北上、八戸からフェリーで苫小牧に上陸しました。
路側の大雑把な北海道、一般国道でも平均速度は高めで出力規制後の50ccバイクには正直、あまり向きません。寒冷前線の通過で札幌に着く頃には寒くて寒くて厚手のセーターが欲しくなるくらいでした。

でも、翌日からは予定通り富良野・日高を目指します。日本一長い直線道路の国道と称されるR12を砂川あたりで右折して、ロードマップにない砂利道へと逸脱します。MTX50の方が適役だった? 気がつけば見知らぬ鉄道の廃線跡が・・・・

ようやく富良野への道に復帰して、定番の(北の国から)黒板五郎邸へ。ドラマで炎上したのは5/8モデルのレプリカだったのでログハウスは現存しています。アコスティック・ギターの音色をBGMにコーヒーを飲む、ただそれだけの滞在でしたがとても癒されるひとときでした・・・

一転今度は峠のむこう、日高地方を目指します。行きたかったのはケンタッキー・ファーム、馬のテーマパークみたいな場所です。パター・ゴルフがあったりミニ馬車で牧場を周回したり。もちろん乗馬ができることは言うまでもありません。

餌のニンジンを与えるときには噛まれないよう手のひらをパーにして、と注意を受けて給餌体験も。近くにはシンザンやハイセイコー、スズカコバン等を産出した牧場なども多く点在します。

足かけ3日の駆け足ツーリング、でしたが大型リッターバイク3台を連ねた親子に会ったり倉本聰が無類のアイスクリーム好きだと教えてくれたペンションのオーナーの雪道武勇伝に聞き入ったり、いろんな人が集まってくるのも北海道ならではの魅力です。

12リットル位飲み込む大きなタンクと厚みのあるシートで殆ど休憩や給油した記憶が無いのもこのバイクの大きな魅力。手放さなければ今頃かなりのプレミアものになっていたかもImage_20200816165801

| 15:27 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2020年08月16日

WOLF50

都内の書店ではあまりお目にかからなくなっていたバイク雑誌、モトちゃんぷ。地方のコンビニで見かけた今号の巻頭特集はホンダの新しいハンターカブ125。一も二もなく購入!600円也!......暫く見ないうちに随分値上がりしたものだ。そもそもはモータファン誌で知られる(株)三栄の老舗バイク誌、モトライダーから分家した由緒正しき系統。

P1110364早速ページをめくって、かなりの枚数を割かれたハンターカブの記事を斜め読み、実はこれはホンの序の口。後半で度々取り上げられるのは昭和末期の人気車達、いわゆる絶版って言う奴だ。

もちろん、2ストロークのレーサー・レプリカも盛りだくさん。RGーΓの50やらNSー1やら掘り出し物も多数発見。無駄なページが無く、メンテナンス指南やオピニオン・コーナーもあり、どれもこれも興味を惹く内容ばかり。これなら600円に充分値する1冊と言えそう。

思えば80年代は本当に欲しいバイクの宝の山だったものでした

P1110363

。HY戦争とも比喩され一日置きに新型モデルが登場するとさえ言われたほど、マイケルもさんま師匠も軒並みCMに駆り出されていた時代でもありました。あんな楽しい時代、東南アジア諸国の若者たちは、ちょうど今頃そんな楽しい時代を迎えているのかもしれないと想像すると、ちょっと妬ましい気さえして来ます。

巻頭のハンターカブも実はタイで企画、生産される輸入車。WAVEという進歩した未来形のスーパーカブが土台になっている事も分かりました。

やっぱり毎月発売が楽しみな雑誌っていいものです、早くも来月号の特集が気になって仕方がありません。

| 06:47 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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