2019年12月20日

2019報道写真展

今年も恒例の写真展の季節になりました!ああ気忙しい。Dscf6348
加盟各社の報道カメラマンたちが捉えた映像で振り返るこの一年、今回最も注目を集めそうなのはやはり天皇即位と一連の行事。皇室の写真が巻頭を飾る機会もことさら多い一年でした。

令和と平成を比べた一組の写真、東京タワーを囲む様にして林立する高層ビルを写した今年の写真と比較すると平成の初めの写真の何とスカスカなことか!
浜松町の貿易センタービル、築地の朝日新聞社、の他には佃島に現れたタワーマンションから見渡す限り、恵比寿のビール工場跡も六本木のニッカ工場跡も赤坂の防衛庁跡もどこにあるんだか、目印を見つけられません。30年で港区もここまで変わっていたのかと改めて思い知らされる一枚、いや二枚です。

ラグビー日本代表の活躍も大きなスペースを占めていますが全英を制した渋野フィーバー、復活のウッズ、ランキング一位に輝いた大坂なおみもトップに並ぶ大ニュースでした。

ニュースや活字ではなかなか伝えられない現状を報道することも写真ジャーナリズムの大切な使命。圧政に苦しめられるベネズエラの姿を映した写真も静かに、しかし力強く訴えかけます。

そしてこの一年に他界した人々、その列の右端にはアフガニスタンで殺害された中村哲さんの笑顔も並んでいました。


来年はオリンピックイヤーに大統領選挙、そしてブレクジット。大きなバトルがいくつも控えています。来年のこの会場に幾つの笑顔の写真が並ぶか?1つでも多く、と願わずにはいられません。

| 11:59 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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