2019年10月21日

気になる進路

戦後最大クラスの関東上陸台風となった19号台風、一週間以上が経ってもまだ、被害の全貌は見えてこないところもあります。

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被害を受けたのは人命・家屋・道路インフラだけではなく水道網にも影響があります。水道管を通すための橋梁が押し流され、断水している家屋も多数。都市部のようにバイパスとなるルートがない場所では基幹となる水道管が絶たれると、何千所帯と言う家屋がいっぺんに影響を受けます。

関東では台風から変わった低気圧の接近により、月曜の夜から再び強い雨が降り続いており、被害を受けた地域にも追い打ちをかける形となっています。低気圧とは言っても雨雲は台風の頃からいきなり減少したわけではなく単に台風の要件を満たす風が吹かなくなっただけのこと、弱い熱帯低気圧のような表現は現在では使われません。先週からの累積の降水量を考えると強い雨でなくとも新たな災害が起こる危険があるので、十分な注意が必要です。

そして今週後半に接近が予想される21号の存在も心配です。関東直撃は免れたとしても、その勢力範囲はかなり広いと予想され、何らかの影響を受けないとも限りません。週末には温帯低気圧になるものと予報されますが、低気圧とはいえ中心気圧990Hpa、瞬間最大風速は40m<26日時点の予想)と侮れない存在です。このあとの情報にはくれぐれも細心の注意を払う必要があるようです。

| 12:27 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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