2019年07月16日

ファーストステップ

Imgp3809人類初の月面着陸、その大きな原動力となったのが全長百メートルを超えるサターンⅤ型ロケットです。今から50年前の7月16日(北米東部時間)一段目の底部にある五基のf-1エンジンに点火され、2800トンもの重量物は轟音を残して宇宙速度まで最大3・94Gの加速度で増速し てゆきます。

アームストロング、コリンズ、オルドリンのアストロノーツ三人が搭乗する指令船カプセルは地上100メートル以上の位置、どうしてこんなに巨大なロケットが必要だったのか?それは月に向けて指令船、機械船、月着陸船といった合計50トンもの重量物を月への往還に必要な速度まで加速するためで、11号に先立つ10号、8号でも同様のパワーが必要でした。(他に4,6号が無人で飛行済み)

2か月前のアポロ10号は月着陸の最終リハーサル。条件が許せばこちらが着陸することも考慮されていたほどリアルな予行演習でした。使用機材もほぼ同じ。2人のパイロットはこの時点で8時間だけ、最も月面に近づいた人類となっています。

強力な1,2段目のロケットで宇宙速度に達した後燃料を使い果たした1,2段目は切り離されて大西洋上の藻屑と消えます。(1段目はたった2分40秒でカラ)では3段目は?

月着陸船格納庫も兼ねた3段目は一緒に地球周回軌道を飛び出した後、司令船によって月着陸船を引き出されてお役御免となりました。以後も等速度で司令船らと飛び続けるわけで、月の引力圏に入った後は月に引っ張られて周回軌道に入ったか、あるいはそのまま突き抜けて太陽系のどこかへ行ってしまったか......この3段目からは月周回軌道に向けて逆噴射する司令船たちの雄姿が特等席から眺められたはずです。

打ち上げの翌日、月に向かって加速したアポロ11は軌道修正を行いながら18日には月の引力圏に到達し、周回軌道に入るための逆噴射を行い、20日の決定的瞬間を迎えます・・・・

| 15:39 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

2019年07月16日

この顔に・・・

ヒルズ前の広場でベールを被った新型車、その正体はスカイラインの新型でした。
厳密にいえばモデルチェンジというよりも大幅な手直し、しかし見た目には大きく違います。
Dscf4238 一番の注目点は何といっても進化したプロ・パイロット、高速道路でも手を添えているだけで車がハンドル操作まで自動でやってくれる機能です。
今まではステアリングに手を添えていないと警告されましたが、今度はハンズフリー化を達成。そうなると色々試してみたくもなりますが常にドライバーの目線はモニターされていて、目をそらしたり居眠りしているとたちどころに警告されてしまいます。

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それはともかく、今回最も注目したいのはその顔立ち。これまではアメリカのインフィニティブランドに即したデザインでしたが、今回はちゃあんとスカイライン路線に回帰。というよりもはっきり言ってこれはGT-R顔です。

とりわけ今度のスカイラインで注目は400Rの存在です。 V型ターボエンジンの出力は直6時代のGTーRを全て上回る400馬力、トルクは5リッター並みの迫力です。間もなく生産を終えるマークⅩ、レクサスGSを最後に国産ではライバル不在、孤高の存在となるのは明らかです。

しかも、顔立ちはGTーR風 ここはひとつ次のモデルチェンジあたり4ドア版のGTーR復活を望みたいところ。

いまだにサーキットでは絶大な人気を保っているスカイラインの名跡を活用するには生半可な高性能では許されません。かといって高価な専用部品ばかり使うのは無理な時代。電気のパワーのみを四輪に分配して未曾有のスポーツカーを作り出す・・・・GT-Rなら許される大改革かもしれません・・・・

| 14:58 | コメント(2) | カテゴリー:吉田雅彦


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