2019年06月17日

SJ30

相次ぐ注文殺到で人気沸騰中の新型ジムニーに負けず劣らず、2世代前のジムニー550の人気もまだまだ根強いものがあります。今もこうして新しくミニカーとして発売されていることも人気の高さを裏づけています。

2世代目となるジムニーSJ30系がデビューした頃、三菱パジェロやいすゞファスターロデオ、トヨタからはハイラックスサーフが発表され今日のSUVブームの遠いルーツにも数えられています。
47万円ポッキリのスズキ・アルトが大ヒットを収めたあと、80年代初頭にモデルチェンジした新型ジムニーは鉄板むき出しの計器版や内装など、今の軽自動車からは想像もつかない簡素さ。
当初はドアも屋根もないオープン仕様なんかもあって、国産車では稀有なオープン・カーとしても位置づけられました。ショーケンが七曲署に初めて赴任した時乗り付けたのはこれの先代にあたりますエンジンは水冷化された2ストローク3気筒、イメージカラーはあると同様に赤。TVCMで挿入歌を歌っていたのはバックバンドから独立したばかりのグループ;安全地帯、ヴォーカルは勿論玉置浩二にほかなりません。

この2世代目ジムニーは昭和が終わっても商用車を優遇する税制がなくなっても、消費税が導入されて、さらに5パーセントにアップされても小変更を重ねて生産が続けられ、1998年の軽自動車規格刷新のタイミングまでその姿を変えませんでした。ライバルのパジェロミニが大成功し衰退したあとも、頑なに車体とフレーム別建の構造を変えることなしに今の4代目へとバトンタッチを果たします。

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90年代のRVブームでは柳の下のドジョウを狙ったライバルが続出しました・・・・・が、その頑固さ、真面目さが今も人気の理由なのかもしれません。現行型のデザインを眺めて二代目ジムニー55を思い出したマニアも多いはず。かくいう私も最近SJ30やJA51が気になって仕方がありません

| 13:20 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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