2019年05月26日

なつのそら

黄道上の太陽がふたご座の近辺に近づくころ、夜の星空には夏の星座が揃います・・・・と言ってもお馴染みの黄道12星座は冬の星座の様に高い場所ではなく、低い高度のところに並んでいるのでちょっと探しにくいかも。Img_4077-2

EOS_KISS+zoom0.5sec,f3.5,iso=6400/手持ちで撮影

関東周辺でも高度1000mの高原まで来ると沢山の星を見つけることができます。さそり座の(頭、鋏に相当する)特徴ある3つの星は象徴的な存在。深夜0時を過ぎる頃南の最も高い場所に見え隠れします・・・・と言っても木立の向こう側ですが。尻尾の方は迎角10度位にしか見えないのでさそりの全体像をとらえるのは至難の業、画面中央にみえる赤い星はさそりの眼、アンタレス。画面左の明るい輝きは現在の木星、あと何日かすると衝を迎え、太陽とは正反対の方角に見えるはず。それでも迎角は30度足らずです。

後を振り返れば北斗七星の大熊座が、これも意外に低い場所に見えています。北極星の反対側を見上げればW型のカシオペアを見つけることも・・・梅雨空になってしまうまでの束の間、夏の星空を楽しめる貴重な瞬間です。

| 14:05 | コメント(1) | カテゴリー:吉田雅彦


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