2019年03月29日

マルハナバチ【昆虫】

半世紀も前にスクリーンデビューを果たし、何度も主役を務めた名車がフォルクスワーゲンのご存知カブトムシ。近年ではリンジー・ローハンと共演し、ナスカーレースにも乱入、オーバルトラックでの激走も見せています・・・・
が、映画バンブルビーの中で、高度な知性を持つ生命体がトランスフォームできるのはオンボロの68年型VWビートルだけ、という訳ではありません。地球からはるか遠い宇宙での紛争を逃れ地味な惑星、地球に潜み身を隠すのにはもってこい!と目をつけたのが非力なビートル(カブトムシ)の存在だった訳です。Cimg4168

舞台はサンフランシスコ近郊、思いがけずクルマいじりが大好きな娘に持ち帰られ、愛車としての生活が始まります。ポリスカーをぶっちぎる韋駄天ぶりを発揮し、興に乗ればサンルーフを開放して手放しで風を受けることだって・・・もちろん自動運転は標準装備です。
そんな、「ふたり」でしたが、予想通り宇宙の揉め事に巻き込まれる羽目に・・・・F4ファントム戦闘機にプリムスロードランナー,AMCシャベリン、AH-64 アパッチ・ヘリ、AV-8B ハリアー Ⅱ etcスキャンデータさえ揃えばいとも簡単にトランスできる「彼ら」を相手に黄色いワーゲンの戦いぶりは?・・・・・


内蔵のFMラジオはいつでもタイムリーな選曲で、シチュエーションを盛り上げてくれます。設定はJ-WAVE TOKIO HOT 100スタートの前年の1987年、ヒットチャートにはa-ha, Tears for fears、the smithsなどの曲がリストアップされていた頃です。孫のご機嫌取りに連れ立ったじいちゃんが逆にのめり込んでしまいそうなのがこの映画の魅力です。
高度な知性と心を通わせ、最後にはホロリとさせてしまう・・・・バラエティ豊かな娯楽作品です。最後にもうひとネタ、70年型シボレー・カマロと58年型コルベットがどこで登場するのか? この作品、もう私ら世代を狙い撃ちしてるのは明白です.........

| 13:48 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

コメント

■コメントはこちらへ


保存しますか?
(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)


2020年 7月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

バックナンバー

カテゴリー