2019年03月07日

なぜか埼玉(以外でも)

公開初日から埼玉県内の映画観客動員で一位を独占し、都内の上映館でも日毎に動員数を増やして数々の全国・映画ランキングでも初登場一位の快進撃を続ける埼玉の映画。最初に流れる挿入歌「なぜか埼玉」(唄;さいたまんぞう※)以来の全国ヒット!!しかも久々の東映作品・・・・
ともすれば埼玉を笑いものにした挙句、千葉・茨城を巻き込んで徹底的に田舎ものを卑下する自虐的なパロディー映画のスタイルを取りつつも・・・・データに裏付けられた様々な全国ナンバーワンの事実を織り交ぜながら、昭和の懐かしい風景やキャストを盛り込み、東京一極集中や世相に鋭く批判の矢を放つ。コメディ映画の名を借りた現代風刺の作品が「翔んで埼玉」である。

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か、どうかは一旦置くとして、とにかく「はくほうどう」学園に舞い降りた謎の転校生(GACKT)の名前がアサミレイ、彼に恋して毛糸のセーター編みを志す、クラスのトップ的存在(二階堂ふみ)が東京都知事の後継者となるべく男の子として育てられ(オスカル・ベルばらかよ)...という設定もそのステージ衣装張りの豪華なファッションも関西の例の歌劇団を髣髴させます。
物語は埼玉北部に住むブラザー・トム、麻生久美子演じる家族の朝からスタート。一人娘・島崎遥香の結納会場へ向かう車中に流れる実在のFMラジオ局から流れた(ことになっている)「都市伝説」・・・・・果たしてお話の結末は?結納会場には時間までに到着するのか?結納は成功裏に終わるのか?そしてコメディ映画らしく最後のオチをどうつけるのか?・・・・・・・・・

珍しくエンドロールの待ち遠しい映画でもありました。早く終わってほしいのではなく、その豪華なキャスト陣を再度確認しておきたかったからです。伊勢谷 友介、竹中直人、中尾彬といったベテラン勢の活躍でボーイズ・ラブの世界も描き出し、加えて武田久美子、京本正樹といった昭和を彩るスターの名前も・・・・さらには多数のボランティア有名人によるカメオ出演も華を添えてくれてます。


| 10:24 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦


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